高野山で出会った2つの言葉を調べてみました。
宿坊の金剛三昧院の「三昧」とは、
よく、なんとかばっかりするときに、~ざんまい、
例えば寿司ざんまい、旅行ざんまい等に使われる、したい放題の「さんまい」とのこと。
ただ、仏教用語としては
~精神を集中し、雑念を捨て去ること~、ということ、とのことです。
なるほど、「金剛三昧院」です。
奈良の興福寺で拝見させてもらった「阿修羅像」
阿修羅とは、
仏教において、生きとし生けるものが、輪廻転生する6種の世界:六道のひとつ。
六道とは、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道。
前三つが三善道、後ろ三つが三悪道。
修羅道は、悪道に含まれることも、とのこと。
修羅道は阿修羅が住むところで、終始戦い争うとされているとのことです。
ただ、地獄のような場所ではなく、苦しみは自らに帰結するところが大きい世界、とのことです。
ちょっと怖い、阿修羅さまです。
すべては、自己責任ってことでしょうか。
人間道も結構きつい。
できましたら、天道に、行きたいものです。
結局は、自分次第ってこと。
俗な思考はしかたないけれど、
人間道の俗なりで、なかなか雑念を捨て去ることは難しいけれど、
感謝しながら、なんとか、この俗世間をのりきろう。 ◯。