美容院と歯科医院はどこか似ています。
美容師さんは単に髪を切るだけではなく、髪質や髪型の特徴を把握してその人にもっとも合った状態にもっていくそうです。
お口の中の状態を把握してから治療方針を決める歯科治療と似ています。
違いは施術に痛みを伴うか伴わないか、くらいです。
普段時間が取れないのでなかなか美容院に行けません。
「もう限界。」になるまで行けません。
歯医者みたいに「怖いから行かない」のではなく、「忙しくて行けない」のです。
ボサボサに延びていると美容師さんに「随分のびましたねー。」と言われます。
髪がのびすぎているとカットに時間がかかるだけでなく、理想的な髪型にもっていくのが大変になるそうなのです。
「のびましたねー。」には「もっと早く来てくれれば楽にいい状態にもっていけるのに。」という想いを感じます。
痛くない美容院でさえなかなか行けないのですから、「怖くて忙しい」人が歯科医院に行くのはどんなに大変なことであろうか、と考えながら髪を切ってもらっていたのでした。
院長