岩千晶のつれづれ日記

教育工学を専門とし,高等教育における学習環境デザインに取り組むママ研究者の岩千晶が気の向くままに書いている日記

グループワークでの教師の行動 -千晶の場合-

2006年12月02日 | Weblog
何度か書いているが、非常勤のクラスで導入教育としてスタディスキルを学ぶ授業を担当している。現在はグループで調査活動をするという段階である。こういうグループワークのときに教員はどうしているのか。答えは、教卓に座って本を読んでいる。ブブーーーーー。これは間違い。(時と場合によることもあるかもしれませんが)私の場合は、学生のところにいって話を聞きながらぐるぐると教室を回っている。

疑問をどんどんぶつけてきたり、自分の意見を述べた上で、私の考えを聞いたりする学生の場合は、自ら教卓に来るので、私が教室をまわる必要もない。けれどそういう学生はまだ少ない。

けれど、学生たちのところへいって話をすると、「ここまでできたが、ここはどうしたらいいか?この表現でいいか?」「ーーーしたけど、@@@がまだできなくて困ってグループで悩んでいる」というように話しかけられる。

こうして学生と話をすることで、私は学生の授業に対する意欲や理解度について学ぶべきことは多くある。また学生にアドバイスできることも増えてくる。同じような質問が出れば、教卓に戻って説明しなおすべき箇所も分かるし(ない方が予いっですが(^ ^;))。他にも、学生の変化も見れるしね。

あと、経験上「あることをする際に逆算してその準備をする」ということができていない学生が多い気が個人的にはしている。つまり、●●日がプレゼンの日だから、●日前までにプレゼンの資料作成をして、プレゼンの練習をしないといけない。ということは、○日前までにアンケートを作って、○日には集計をしなければいけない。というような感じである。

これがうまくできないとプレゼン前日やプレゼンの日の授業が始まるぎりぎりまでプレゼンを作成しているという状態になりえない。が、そういうグループをみたこともある。(^ ^;)

だから、私はグループの様子をみるときに「今日はどこまで何をする予定?来週はどうするの?」と必ず聞くようにしてそれをメモるようにしている。それによって学生も計画的に…なってくれるはず!と思いながら~

そういうプロジェクトマネジメントの力をグループのリーダーがつけてくれるといいのだけれどな。そういう部分の学びも来年の導入教育では取り入れて生きたいな。