大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

演舞場七月大歌舞伎開幕雑感

2012年07月05日 | 新橋演舞場
東京新橋演舞場。
七月大歌舞伎初日。
昼の部は先月に引き続き『ヤマトタケル』
夜の部は『将軍江戸を去る』『口上』『黒塚』『楼門五三桐』

学生時代に演舞場三階席から『ヤマトタケル』を観て、こんな世界で定職につければありがたいなあと思いたたいた門が大道具。25年近く経ち今それの担当をさせていただいているというのはこれもやっぱりご縁があったんだなあということか。
ヤマトタケル神話がある古事記が編纂されて今年が1300年だそうで、このスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』も何かそんな神話になりそうな予感がある。1300年くらいつづいてほしい。
こういう風に感じられる仕事とは、いい仕事についたものだなあと思う。
この門をたたきに来る若い人いねえかなあ。

夜の部
『将軍江戸を去る』団十郎、中車セリフ応酬緊迫感。大道具背景画流石。
『口上』ほのぼのファミリー感。
『黒塚』必見。猿之助圧巻。
『楼門五三桐』豪華山門せり上がり。「ここをみてくれ!」と言いたいが、同時にせりあがる猿翁8年ぶり登場感動。カーテンコール総立ち。



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