ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ウェリントン行き難民コミュニティー

2022-04-03 | 移住生活
結婚31周年記念の当初の計画
は、ウェリントンに行くこと
でした。オミクロン感染のピ
ークアウトと長期化を両にら
みしつつ、1年ぶりに飛行機
での旅行に出ることに・・


昨年は30周年という一区切り
だった上、コロナの感染も今
よりずっと落ち着いており、
南島のウエストコーストまで
マスクもせずに足を延ばせ、

@ホキティカ


クライストチャーチで友人に
盛大に祝ってもらいました。

@KINJI


それと比べれば、今の状況で
はウェリントンが精一杯か



準備万端で空港に乗り込んだ
のが30日。やたらに混み合う
NZ空港の国内線ラウンジ。


まずはバブルで乾杯~

と呑気にやっていたら・・


なんと、現地上空の霧のせい
でウェリントン便が続々欠航
して、飛べなかった人が午後
便か臨時便に乗ろうと、ラウ
ンジに留まっていたのです。


午後2時台の便だった私たち。

(※ランチのスリランカカレー)


「まぁなんとかなるだろう」
と根拠なく楽観していたら、
見事欠航


午前便の人を集客する予定だ
った臨時便も欠航。その後も
次々に欠航が続き、私たちが
再予約した夜7時も欠航決定

(※デザートのパンナコッタ)


約5時間ラウンジで踏ん張り
ましたが断念して帰宅。翌日
31日の午前便もすべて欠航

(※オークランドはこんな天気)


旅行自体を諦め、KAZUYA
に救済
してもらいました。
これが3月末のどんでん返し


ホテル、レンタカー、レスト
ランをすべてキャンセルし、
キャンセル料がかからなかっ
たのは不幸中の幸い。連絡を
取り合ったレストランとレン
タカー会社の理解に感謝


面白かったのは、ラウンジの
他人同士が即座に、ウェリン
トン行き難民コミュニティー
を形成し、情報交換したり、
励ましたり、慰めたりで困難
な状況を分かち合っていた事


「何時の便だったの?」
「ボクは10時」
「私は11時よ」
「うちは2時」


「息子と話したら、ウェリン
トンの天気はワルくなく、霧
がかかってるだけらしいわ」


「友だちの家からだと中心部
だけに厚い雲がかかってるの
が見えて他は薄曇りだって」


「ここのみんなでバスがチャ
ーターできるんだったら、
夜行でもいいから行きたい」


欠航のアナウンスがあるたび
にみんなで一斉に「あ~あ


個別のデスクでズーム会議中
だったり、ワイン片手に商談
してたり、親子ほど年齢が違
う2組が人生を語り合ったり


問題は天候なのでスタッフと
も明るく談笑。スタッフも再
予約を入れても入れても欠航
で大変だったことでしょう。
なんだかキウイらしい光景


中には12時間以上待った人も
いて1人また1人と帰宅の途へ

(※だいぶ空席が出てきました)


大変な1日だったはずなのに
コミュニティーとコミュニケ
ーションのおかげで、少しは
明るく過ごせた気がします


この日の夕方にNZ航空が世
紀の大型増資を発表し、ウォ
ルシュ会長とフォランCEO
が共同メッセージの中で
『キウイ同士を結び、
NZと世界と結ぶ』

と言っていたのが、素直に実
感できるような光景でした。


やはり気になる増資の行方



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