ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

50代の将来

2016-04-02 | 移住生活
久しぶりに会った女友だちは
移民で
50代で
成人した息子が2人いて
仕事をしていて
家事はミニマルで(笑)
はっきり意思表示をするほうで
針仕事やビーズなど裁縫系が好きで
ボランティアにもやぶさかでなく
コーヒーが好きで
山歩きが好きなのに
股関節に問題がある
という、
私と共通項があるあるタイプ


こういう年齢になると知り合いはできても
なかなか気の会う友人に巡り会う機会が少なくなるので
(※外で働いていれば別なんでしょうが)
ここまで話が合う人は貴重なんですわ


お互い夫が年下というところまで一緒だし
あちら6歳
こちら4歳


息子3人育て上げた
という感覚も、もうもうわかりまくり~(笑)


さてさて、そんな彼女からの爆弾発言








ネルソン移住
うっそー
聞いてなーい

それもそのはず、言ってない


「急に決めたの。いつかはネルソンと思っていたけど、
こんなに急になるとはねぇ
とやや意気消沈気味。


ご主人は競争激しい業界のそのまた大手企業にいて、
子育て終了とともにストレスレベルが限界に達してきたそう。
息子2人はすでに就職が決まっている大学生と求職中の高卒。


「次男が仕事を見つけるまでと思っていたけど、それも限界。
今や一緒にネルソンに来るか、とっとと就職して出て行くかの2択。
長男はインターンだけど収入があるし、学生ローンもあるから
独立してもなんとかやっていけるでしょう。」


「下の子、一緒になんか来ないでしょ?」
「来るわけないじゃない。今はさすがに焦って捜してるわ。」


ご主人は転職をしても、業界が変わらない限りはストレス続きで
「あの人がガンになった」
「この人は脳卒中で倒れた」
という同僚の話を聞くたびに、夫婦でドキドキオタオタ
50代に入ってますます健康が不安になり、とうとう早期退職を決意。


今の大きなファミリーホームを売ってネルソンに家を買うとなると
4軒は買えるそうで、1軒を自宅にして3軒を借家にしようという計画。
1軒週500ドルなら年間で6万ドルは手元に残るでしょうから
夫婦2人なら、なんとでもなるでしょう


ご主人はボートを買って釣りとサイクリング三昧の予定
彼女は絵を描く人なので絵と針仕事三昧の予定
オークランドに来るのは年4回と決めているそう。
(※なんで?)


「素晴らしい計画と準備だけど、寂しくなるわー
息子2人を同時に手放すなんて、すごい勇気じゃない


そーなのよー。それがねぇ・・・・
でも、夫の限界も良くわかるし、ここまで我慢してくれたし
これ以上引き伸ばすのはムリだったわ。」


私は猫の看病で行ったことがないのですが

夫と子どもたちは2回行ったモトゥエカ


どこもかしこも

絵葉書のような美しさ。


こんなところで遊んで暮らせたら

(※モデル:6年前の次男)


積年の疲れも癒される



「子育てが終わったら育自」を実感する年頃

50代になると将来は漠然としたものではなく、かなり輪郭を持ちます。


その輪郭の中で、自分の持てるすべてのもの
体力でも資産でも経験でも、そして何よりも
時間という寿命をどう使うか

気づいた人から生活をリセットして行くんだなー
と改めて思いました。


さいらん家はNZ移住ととも7割はリセットしてしまったので
移住と同時に
老後対応


家も将来住み替えなくていいように小さ目のを買い
クルマが運転できなくなっても足のある便利な場所
オールブラックスの試合も観られるし
オークランド空港もあるし
ずっとオークランドにいまーす


彼女がいなくなるのは寂しいけれど
この一大決心が吉と出るように心から祈ってます


今日はこれからハーバーブリッジを渡って

ブルースvsジャガーズ戦です。


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