ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

すべきことを楽しむ

2018-10-01 | 私事・リタイア・人生
優先順位の低い、できないことにこだわるよりも、
優先順位の高いことに全力投球
と、昨日言っていましたが、


私にとって「できないこと」を受け入れることは、
長い間、なかなか耐えがたいことでした。


気力と体力、努力や度胸、知恵や機転と持てるカードを出し切って、
「できない」はずのことを「できる」に変えたい
結果を書き換えることへの挑戦は、何よりも自分への挑戦でした。
大変ながらも過程を楽しみ、あの手この手で食い下がる(笑)


かつてはロングタームビジネスビザも永住権もダメ出しが出たのを
敗者復活戦に持ち込むとか、


移住後は仕事の締め切りの日に、学校から帰った子どもが、
「明日シェアランチだって
と言い出し、クラスで唯一の日本人として寿司を期待されているので、
仕事の段取りをうっちゃって寿司を巻き、その後に仕事に戻ったりと、


まさにゲーム感覚
(※「リアル人生ゲーム」とも言っているぐらいなので


ゲームで徹夜をする人が、世の中にはごまんといるように
こちらもマニュアル・ゲームで半轍や徹夜はザラだった時期も

(※一晩で寿司72パックを作ったことも


最中は七転八倒の大変さでも、喉元過ぎれば熱さも忘れ、
同じようなことが繰り返されるどころか、
「前回できたんだから
と自分ハードルを上げて、難易度を上げてしまったり。



しかし、子育てが終わった頃から少しずつ考え方が変わり、
「できないこと」を徐々に受け入れられるようになりました。


初めはハードルを下げることに抵抗もあり不甲斐ない気もしましたが、
「できないこと」を受け入れる自分を信じられるようになることで、
その過程をだんだん肯定できるようになってきました。


ちょうど5年前に、無条件の肯定という題でブログを書いていました。
あれから5年の月日が流れ、今は日々の生活で優先順位の高い、
「すべきこと」を積極的に楽しむようになってきました


自分を信じて、あれもこれもと欲張らなくなったことで、
日々の「すべきこと」である、仕事、家事、ボランティア、体力作りが
マンネリ化することなく、細く長く楽しめるようになった気がします。


これも、長く生きてこないと実感できない感覚ではないでしょうか。
歳をとるって、素晴らしい






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