ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

オークランドの住宅相場

2022-03-25 | 不動産投資
オークランドの住宅価格
2021年11月の過去最高から
2月までの3ヵ月間で19%下落
したのが話題になりました。



(※ここでいうオークランドと
はスーパーシティーになる前
の旧オーククランド市のみで
ノースショアなどは含まず)


平均価格(メジアン)でみると
1戸当たりの価格は、


11月が154万ドル(1.3億円)
2月が125万ドル(1.06億円)
と2割近く落ちています。
(※不動産協会REINZ調べ)


でも、オークランドの場合、
他地域と違い、マンションや
セミデタッチのテラスハウス
など戸建てではない、1戸当
たりが低価格の集合住宅の供
給が急速に進んでいるため、
合算での数字は低く出やすく
なるという現状もあります。


早く戸建てと集合住宅価格を
分けた統計を出してほしいと
思いますが、REINZの有料会
員になれば詳細が判るのか


REINZといえば、以前は統計
の詳細を無料で公開していて
オークランド内でも地域別の
価格変動を見ることができ、
高級住宅地レミュエラが先行
指数であるのを知りました。




レミュエラは市内全体に先駆
て価格が上下するので、レミ
ュエラが下げ止まれば市況の
反転が近く、逆もまた真なり
で、過去の相場に合わせ変動
を調べたことがありました。


その後、REINZは無料公開を
止めてしまいましたが(残念)
相場を見聞しつつ、今もレミ
ュエラの先行指数は生きてい
るのではないかと感じます。


皮膚感覚でいくと、オークラ
ンドの住宅価格は2021年3月
(139万ドル)に過去最高値を
付けた後にピークアウトし、


5月:135万ドル
7月:130万ドル
9月:128万ドル
と緩やかに調整していたのが、


11月:154万ドル
と急激に反転し高値を更新し
たのは、12月からの住宅ロー
ン規制の強化に先駆けた駆け
込み買いだったようで、他地
域も軒並み過去最高を更新


そして最新統計では、
2月:125万ドル
となっているので、やはり1
年前からの緩やかな市況の反
落が続いていると思います。


私たちは旧居の売却を2021年
3月に決め、5月に新居を購入
し、7月に旧居を売りました。

(※ワンツリーヒルが見える家)


売買のタイミングが反対なの
は当時からわかっていました
が、終の棲家になるはずの家
なので、気に入った場所を確
保することを優先しました。



それでも相場が刻々と悪化し
ていくのを肌身で感じ、売却
が決まった7月には住宅ロー
ン金利が反転し、2014年以
降の金利低下局面が終了


今後の市況は5月から外国人
の入国が再開するので、キウ
イが高報酬を求めて渡豪を再
開する中、その穴を埋めるよ
うに職を求める外国人たちが
続々とやって来そうな予感


そのためオークランド中心部
の賃貸市場は逼迫が続くもの
の、売買価格は利上げの影響
で緩やかに低下していくので
はないかな~とみていますが
外国人の入国数が想定以上で
あればその限りではないか


オークランドが下がれば地方
に出ているオークランドマネ
ーの還流もありそうで、なか
なかしぶとい展開なのでは


コロナだけでなく、原油高や
ウクライナ情勢、建材不足に
よる新築物件の供給の遅れも
不確定要因で今後どうなる❓



なにはともあれウクライナに
和平がもたらされることを

それを願わない日はないです。


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