最期の対話

2月6日：7分3秒

2月14日：12分42秒

2月18日：19分55秒

2月26日：16分55秒

3月11日：11分22秒

3月28日：11分8秒

4月6日：3分9秒

4月13日：6分1秒

4月22日：6分54秒

5月3日：15分55秒

5月14日：6分57秒

5月31日：8分2秒

6月8日：8分43秒

6月17日：6分59秒


2月6日に日本から帰国して
からの父との通話記録です。
スカイプなので記録が残り
今となると感慨深いです。


3月中旬からMissed callと
表示される、かけても電話
に出ないことが増えました。


「トイレ？お風呂？検診中？」
と思うと慌てさせて転んでも
いけないと思い、なかなか
何十回もベルを鳴らす勇気
がなくて、時間や日を改めて
はかけ直していたものです。


最期の会話は6月17日でした。
亡くなる7月17日の1ヵ月前。
「あのさ、悪いけどもう横に
なりたいから電話切るわ。」
というのが、父の肉声を聞く
最期となりました。


耳も声もしっかりしていたので
電話だけではなかなか気づく
ことがなかった、体力の衰え。


妹も電話に出ないことに気づき
始めていたところで、とうとう
「もう電話には出ない宣言」
が出て、対話が終わりました。


6月中旬以降はベッドから起きる
のも億劫になっていたようです。


その後は妹夫婦がお見舞いに行く
タイミングで2回ビデオスカイプ。
最期の1回は亡くなる前日でした。
そのほぼ24時間後に静かに息を
引き取り、旅立っていきました。


新月だった7月21日の葬儀から
今日でちょうど2週間


見事な夕焼け



そして、見事な満月