ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

そういうことだったのか!

2017-04-20 | 経済・政治・社会
そういうことだったのか
と納得したのが、ここ最近の一連の流れ


11日:カイタイアの老人ホームで10年働いていた
フィリピン人介護士が ワークビザの更新を拒否された上に
「2日以内に出国せよ」
という手紙を移民局から受け取って、多分もう出国


18日:歴史的な20億ドルの和解として大きく報じられた
公的老人ホーム、在宅ケア、障がい者ケアの介護士たちの賃金改正
長年最低賃金並みの低賃金で働かされてきたことを
「介護士のほとんどが女性だからではないか」
と男女平等の支払いを求めて争われてきた一件で政府が和解し
5万5,000人の賃金が大幅に見直されることで決着しました。


要求を率いてきたのは68歳のクリスティーン・バートレット。
彼女自身リタイアできる年齢なのに、まだまだ現役。
彼女の例で言うと、現在の時給15.75ドルが
新年度の7月1日から時給23.50ドル(5割増し
5年後には時給27ドルになるそうです。
ハレルヤ


19日:昨年10月の永住権申請の厳格化に続いて、
ワークビザの全面的な見直し
年収4万9,000ドル「以上」か「以下」かで対処を分けることになり
先のフィリピン人介護士は明らかに「以下」だったわけです。
(※それでも「2日以内に出国」はありえないと思いますけど)


政府が時給23.50ドルの指標を出し、ワークを厳しくするとなると
民間老人ホームも人員確保のために賃上げを余儀なくされるのか?


クリスティーンが勝ち取った時給23.50ドルでフルタイムなら
年収4万8,880ドル
四捨五入で4万9,000ドルと言われているけれど
ホントの平均賃金は4万8,859ドル
外国人ならギリで技能労働者ビザの対象になるという
お見事


でも従業員の賃金を一気に5割増しにしても利益を出し続けられる
ビジネスはないだろうし(笑)、全てを入居者に転嫁できないし
まずは過剰供給気味の老人ホーム開発にブレーキがかかるのか?


そんなときに民間老人ホーム大手のオセアニアがIPO
市場の反応が鈍かったらしく公開価格はレンジ下限の1株79セント
ライマン、サマーセット、メットライフに続く
4匹目のドジョウはいるのか


入居者の声ではライマン人気です!高そうだけど~

エドモンドヒラリーもライマン


みんな入居を狙ってます

(※つまり誰かが亡くなるのを


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