ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

頭を笑わないけど頭に泣く

2016-11-04 | 家族&夫婦
夫が外出するときに、行き先の近くに魚屋があることを思い出し、
タイの骨を頼みました。アラというより骨そのもの!


「骨がほしいの。頭は要らないから。頭は冷凍庫で場所取るし、
骨の方が美味しくてスープも濁らないからね。」
「わかった。」


さいらん家ではNZに来て以来、出汁はタイのアラでとっています。
簡単に手に入るし、安いし、何よりも美味しいし

コットンのバッグにアラを入れ(先に焼いておくとなお可でしょうが)
塩とニンニクを皮ごと一株の半分ほど、粒にして5、6粒一緒に入れ
3時間ほどとろ火でコトコトコトコトコトコト
(※多機能炊飯器やスロークッカーでもOKでしょうがガス派)


これを一度に5、6リットル作っておき、和洋中なんにでも使います。

これはイカとイカボール入りの海鮮おじや
キノコ類やアスパラを刻んでとろけるチーズでリゾットとか。



スープ、煮物、グラタンのルーなどなど、なんでもあり




「骨買ってきたよ。」
夫帰宅


袋を開けてみると、骨が4枚
量り売りなので、8ドルちょっとの値札シールがついています


「へぇ~、骨だけでこの値段って、ずい分値上がりしたのね。」
と言うと、














「頭捨てたから。」














「・・・・・・・・














「捨・て・た













「だって頭要らないって言ったじゃん。」














ガーーーーン



夫の説明によると、頭と骨をアラとしてセットで買って支払いもし、
頭だけ捨ててもらい、骨だけ持ち帰ったそう
ど、ど、ど、どーして食べられるものを捨てる
料理を全くしなくても、頭でスープを取っていることもあるのを
知ってるのに


「だって頭と骨ってつながってるから、骨だけ買えないんだよ。」
というのが夫の堂々たる答弁
店によっては頭か骨を選べるので、「頭は要らない」と言ったのでした。
(※つながってる店もあるのか


私は食べ物をムダにしてしまったショックで
(※頭4個で2回は出汁が取れます)
3時間ぐらい凹みました。
時間が細かすぎる件


私はなぜか数ドル単位に非常にこだわる方。
それを過ぎると鷹揚になり、次にこだわるのが数万ドル単位
例)8ドルで骨4枚はもったいなさすぎるー
例)この立地で2部屋で○○万ドルで利回り○%かぁ

といった思考回路。


夫は数十ドル~数千ドル単位担当
こまめに飛行機の値段を調べたり、ネットのプランを変えたり
クレジットカード払いとマイレージ確保に血道を上げています
数ドルと万単位担当の私はカードを使う機会はスーパーぐらい。



これでいくと8ドルの買い物は夫にとっては圏外
ショックでも残念でもなく、言われたとおりに買ってきたまで


お互い守備範囲が違うとはいえ・・・・
なにも捨てなくても(←まだ言ってる)
頭を笑わないけど頭に泣く


せめて残った骨を大事に使いましょう


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