ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

パーマストンノース&ニュープリマス行:パーミー早歩き

2015-12-21 | 旅行
カフェ・エクスプレスでの朝食を終えて

散策開始


カフェが入るザ・グランドは




名前の通り、一等地に建つ壮麗な建物

立地や窓の数からして最初からホテルとして建てられたようですが
NZでは珍しい造りなのでは






帰ってからググりました


1889年にこの地に建てられた最初のホテルが1906年に消失し、
2代目のホテルとして建築家ジョセフ・クラークソンが設計したもの。
ホテルは19世紀にフランスで流行った第二帝政期建築なんだそう


「屋根窓(しかも丸)がNZでは見かけないなー」

とこんな写真を残していましたが、フレンチとなればさもありなん。


カフェの前には

ゴースト・オブ・ザ・フイア像
20世紀初頭に絶滅してしまったNZ固有の鳥


先が白い真っ直ぐな尾尻が装飾に使われ

(※これもそうなんじゃないかなー


入植者による開墾で生息地の湿地が減少し姿を消したそう

メスの嘴は細く長く婉曲していて、
オスのそれは太く短くてまっすぐという
世界でも類をみない雌雄で異なる嘴を持っていたそうです。


パーマストンノースといえばザ・スクエアのようで



この美しい芝で覆われた7ヘクタールのまさに四角い公園



ガン見しましたが、草の1本も混じってません

お見事


時計台あり



橋あり



噴水あり



座ってのんびりしてもよし

斜めに突っ切って近道してもよし(笑)
カフェやオフィスから眺めてもよしの緑の一角。


周りのビルがまた地方色満載

TSBときたもんだ
タラナキの有力地銀


農業相互保険会社FMG

パーマストンノース一のノッポビルだそうです


スクエアの端に建つド派手なスクエア・エッジと

オールセインツ英国国教会
スゴい対比


1914年に建てられたそう。

ザ・グランドの方が古いのはちと意外


その間の小路でマーケットをやっていました。



手作りのプランターがたったの3ドル

持って帰れるものならほしかった。
でも、ここは我慢してスーパーのビニールにどさっと入った
多肉を5ドルで買ってきました。
(※庭で増えすぎたのを引っこ抜いてきたもよう)


他にも素朴な手作りの物がいくつかありました。



古いものはたくさんあっても新しいものがあまりない街
街としてのピークが今ではなく過去にある場所。

それは今の私のような人間にとってはある意味、
素晴らしいこと


ささやかな楽しみや安らぎをどこかに見出しては

何回も何年も繰り返して大事に大事にし


それで生活が続いていくことに喜びを見出せる経験と価値観。

でも目先で変わっていくことに価値を見出す人や特に若い人には
退屈だったり、不満だったりするんでしょうね。
(※私も若い頃なら学業を終えた瞬間に飛び出していたはず)
20世紀初頭に花開いたNZの地方都市に来るたびに思うこと。


パーミー散策は続きます



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