ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ロトルア行:プリンスズゲート・ホテル 建物編

2014-01-07 | 旅行
予告通り年越ししてしまいましたが
このホテルに泊まりたくてロトルアまで行ったようなもの。
今回はプリンスズゲート・ホテルの建物編です。


前回までの話は以下のとおり
ロトルア行:プリンスズゲート・ホテル 歴史編
ロトルア行:プリンスズゲート・ホテル 夜が来て朝が来て



とにかくクラシック・ホテルが好きな私



こんな陰影、たまりません



古いだけあって立地が素晴らしいところばかりですが、

特にここはすぐ隣がガバメント・ガーデンの入り口で


その奥には広大なガーデンや球技場

そしてロトルアのシンボル、バスハウスという絶好のロケーション


ロトルア湖も目と鼻の先で



余裕の徒歩圏内

湖に行く途中に老人ホームがあり、紫のウクレレを膝に載せた
カッコいいマオリの、車椅子のおばあちゃまとすれ違いました。
湖で弾いてたんでしょうか?


善(16歳)が3歳のときに迷子になった公園

この件では、ヤツは一生イジられるでしょう
(※あの時の話はコチラでも。毎回ロトルア話に出てきます)



なぜ古いホテルが好きなのか?

人々に愛され


大切にされ、



増改築を繰り返しても

当初の面影を残すよう、その存在に払われた敬意の痕跡や、


精緻なクラフツマンシップや温かみのある愛着が

建物全体から伝わってくるからだと思います。


こんな時代の人たちと

時代を違(たが)えても同じ経験を共有していると思うと感慨深いです。


ホテル内に飾ってあった写真

手前の小さな建物に目が止まりました。


そう、ここなんです

右の建物(1920年建設)です。左は1960年に増築された部分


このホテルで一番心引かれた建物



この棟はスイートルーム中心でそれぞれの入り口も別になっています。



こんな専用の出入りはロンドンにいるみたいな気分になりました。

ビクトリアン建築の本館とはガラリと違うホテルの一面


反対側は温泉で、

スイートルームの専用出入り口がありました。
いつか泊まれることがあるかな?
一応、死ぬまでにやりた事リスト「バケツ・リスト」に入れておこう


このスイートの名前は

マーベリー・スイート


ホテルのオーナーの名を冠したもので、マーベリー夫妻は1986年に
このホテルを購入し、「テレビとヘアドライヤーと電話しかなかった」のを
今の5つ星ホテルにまで手を加えていったそうです。


マーベリー夫妻の実の娘があのNZを代表する若き美貌の歌姫
エリザベス・マーベリーでした!
(※ホテル内のパンフレットを見るまで知りませんでした)


オールブラックスの試合前の国歌斉唱で初めて彼女を知りました。
年齢が近くヘイリー・ウェステンラと並び称されることも多い若手です。


彼女はこのホテルで生まれたそうで、まさに生家

朝からロビーに彼女のCDが朗々と響いていました。


ホテルとクラシックを基調とする彼女の音楽活動もお似合い。



ホテル全景



また、いつか



(つづく)

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