ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

乞われるうちが華?

2009-01-12 | 経済・政治・社会
かなりビックリだったこのニュース(((@@)))
中国の神華能源、豪資源大手リオ・ティントの石炭部門買収?!

オーストラリアの天然資源はなんたって中国がお得意様。
そのお得意様自らが乗り出して来た日にゃ、オージーどうする?
石炭掘るだけ ̄▽ ̄?

日本で言えば「中国が三井鉱山買っちゃうかも!」みたいな話。 
そういう時代なんですね~。中小企業なら中国資本の買収もありますが、ここまでの大企業となると時代の移り変わりを感じます。

リオ・ティントと言えば、去年豪州最大の資源会社BHPビリトンから敵対的買収提案を受け、すったもんだの挙句、景気悪化でBHPが買収を断念(賢明っー、ーゞ)

「提示価格が低すぎるっ!」
と一貫して買収を突っぱねていたリオ・ティントは原油を始め世界的に資源価格が急落する中で、ぽつね~んと置き去りに・_・;
BHPは660億ドル(約6兆円~☆、☆;)を提示していたのですが。
(提案時の株価水準だと1,400億ドルだったそうで@@;)

例え会社丸ごとでなくても、中国がそんなに出すわけないっしょ。
というか、1回でもケチがついた案件、買い叩くのは当然でして・・・
三菱も参戦するなら、ここはひとつがんばってもらいたいです。
野村證券によるリーマンの海外事業買収に次ぐものになったら♪

せっかくの円高、ぜひ着実に“攻め”てほしいですね~。
(バブル時期のようなカネに飽かせた“勢い”ではなく)

こういうディールを見聞するたびに、下げ相場の中では
「乞われるうちが華」だな~とつくづく思います。

不動産取引も一緒でしょう。オークション流れでケチがついてしまうとホントお安くなります。市場に需要がないのが証明されたわけですから。よほどの事情がない限り買い手は“待ち”ですよね?

それが企業買収となったら、さらに出会いが少ないわけで、ここはもう高ビーに出ている場合ではないかと。
これぞ買い手市場の鉄則。

去年4月に家の近所で見つけた手作りの不動産売り出し広告→

(売り手は当時5千万円以上の物件を自力で売ろうとしていたわけで、ワタクシにとり不動産市場の「売り手市場」から「買い手市場」への決定的なターニングポイントを印象付けるものでした。最初からneg(交渉可)という現実性。賢明だと思います)

特に昨今の世界的な金融収縮の中、買い意欲があっても銀行からカネがつかずに潰れたディールなど数知れず。(ウェッジウッドだって「買いたい向きはけっこういたのでは?」と思います。今度はローゼンタールもいってしまいましたね~i_iA)

住宅ローンも同じで、NZに限った話ではなく、金利がどんどこ下がっても銀行の貸し渋りでローンが組めず「けっきょく買えない」という現象が各国で起きているのでは?こうなると買い手市場も成立しないわけで、不動産を含め資産価格の調整はまだまだ続きそう・・・



・・・・・というか、これからかと思いますが。(←鬼?)

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かなり仕事しないとイケナイ状況なので引き続きガンバです´ー`ゞ

Vol.0481  ~ミコト・ザ・アームストロング:寒空の下~

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