ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

雨が上がって

2008-04-16 | 海外子育て
今朝起きたら、窓の外はこんな風景。
厚い霧が谷に垂れ込めていました。


(手前の木と奥の木の色が違い、霧がどこまで上ってきているのか、よくわかります→)
何度目にしても幻想的な眺めです。
その時に目にした新聞の一面に、思わず目が釘付けになりました。

←昨日はほぼ1日中大雨で、日中は台風かと思うような強風に豪雨でした。

雷も鳴る猛々しい秋雨で、久しぶりの大雨に思わず写真を撮っていたほどです。

昼ごろ近所に出かけましたが、傘が用をなさないほど横殴りの雨で、レインコートを着ていかなかったのを後悔しました。
帰ってきてから全部着替えたほどの濡れ方でした。

そんな頃、北島中央部のトンガリロ近くのマンガテポポ河で、アドベンチャーキャンプに参加していた高校生6人と引率の先生1人がカヌーの最中に濁流にのまれ、尊い命を落としていました。
(詳細はコチラコチラの報道で)

温(14歳)と2つしか違わない生徒たち。
子を持つ親として、とても他人事とは思えませんでした。しかも、学校から帰った温が、
「ママ、あの先生、ボクの中学のラグビー部の先生だったんだ!」
と言い出し、二の句が継げませんでした。そう言われれば聞き覚えのある名前。

「アシスタント・コーチだったんだ。他の学校に変わってたんだね。」
とポツリ。学校が違っても、生徒たちはこの悲劇の話で持ちきりだったそうで、あの先生が担任だった生徒もいたそうです。

これから死因の特定や原因の究明が本格化するのでしょうが、どんな事実が明らかになっても失われた7人の命は戻りません。ご家族、関係者の落胆はいかばかりでしょう。
犠牲者のご冥福を心からお祈りいたします。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする