ケアンズの山側一帯アサ―ト
ンテーブルランドはどこまで
行っても

ランチの後にやって来たのは

カーテンフィグ国立公園
1988年から世界遺産、2005
年からは国立公園という場所
フィグなのでハイ

とにかくケアンズはイチジク

これまた大きい

カーテンと呼ばれるのに納得

この樹も大聖堂イチジク同様
樹齢約500年、高さ約50m
細い気根が無数に地面に届い
て巨木を支えています。普通
の樹にある幹はありません。

ここの根はどこよりも細くま
っすぐで、数も多く見え、ま
るで天日干しのそうめんか、
髪の毛の束のように見える


長さは15mあるそうです。
大聖堂イチジクと違い、他の
寄生植物が見当たりません。

そのせいか同じ樹齢でもずっ
と若い樹に見え、気根が細い
のも他の植物に横取りされる
水分や栄養が少ないからか❓

カーテンフィグの生い立ち

これはわかりやすい

イチジクの種が森の樹に落ち
着生植物として樹上で成長し
根を下に伸ばしていきます。

気根の長さが15mなので地上
15mで発芽したのでしょう。
根が地面に届くや栄養を得て
さらに気根を伸ばして宿主植
物に巻き付き、徐々に絞め殺
していく絞め殺しのイチジク

この樹の場合、宿主は立ち枯
れるのではなく、隣の樹に倒
れたため、カーテン状の独特
の形状が生まれたそうです。

最終的に宿主や隣の樹は朽ち
果てイチジクだけが残った🌳

樹を保護するため周囲には遊
歩道が設けられていました。

ここもオオハダカオネズミや

ラムホルツツリーカンガルー
(アボリジナル名はマビ)

の生息地でもあるそうです。
カーテンイチジクの若々しさ
と美しさに比べると大聖堂イ
チジクは満身創痍で、無数の
生き物を育み与え続ける神々
しさは忘れえぬものでした。
