ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ケアンズ行:締め殺しのカーテン

2022年03月16日 | オーストラリア:ケアンズ

ケアンズの山側一帯アサ―ト
ンテーブルランドはどこまで
行っても世界自然遺産🌳


ランチの後にやって来たのは

カーテンフィグ国立公園
1988年から世界遺産、2005
年からは国立公園という場所


フィグなのでハイイチジク
とにかくケアンズはイチジク

これまた大きい


カーテンと呼ばれるのに納得

この樹も大聖堂イチジク同様
樹齢約500年、高さ約50m


細い気根が無数に地面に届い
て巨木を支えています。普通
の樹にある幹はありません。



ここの根はどこよりも細くま
っすぐで、数も多く見え、ま
るで天日干しのそうめんか、
髪の毛の束のように見える

長さは15mあるそうです。


大聖堂イチジクと違い、他の
寄生植物が見当たりません。



そのせいか同じ樹齢でもずっ
と若い樹に見え、気根が細い
のも他の植物に横取りされる
水分や栄養が少ないからか❓



カーテンフィグの生い立ち

これはわかりやすい


イチジクの種が森の樹に落ち
着生植物として樹上で成長し
根を下に伸ばしていきます。

気根の長さが15mなので地上
15mで発芽したのでしょう。


根が地面に届くや栄養を得て
さらに気根を伸ばして宿主植
物に巻き付き、徐々に絞め殺
していく絞め殺しのイチジク



この樹の場合、宿主は立ち枯
れるのではなく、隣の樹に倒
れたため、カーテン状の独特
の形状が生まれたそうです。



最終的に宿主や隣の樹は朽ち
果てイチジクだけが残った🌳



樹を保護するため周囲には遊
歩道が設けられていました。



ここもオオハダカオネズミや



ラムホルツツリーカンガルー
(アボリジナル名はマビ)

の生息地でもあるそうです。


カーテンイチジクの若々しさ
と美しさに比べると大聖堂イ
チジクは満身創痍で、無数の
生き物を育み与え続ける神々
しさは忘れえぬものでした。




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2 コメント

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Unknown (日本戦略論)
2022-03-16 11:45:44
いつも素晴らしい写真ですね。どんなカメラお使いですか。やはり写真はスマホでは限界ですね。4月に日本で購入予定です。

先日友達の天ぷら専門店の板さんにタイイチジクの天ぷらをご馳走になりました。美味しかったです。
返信する
日本戦略論さん (みこと)
2022-03-16 13:53:35
キヤノンPowerShot SX740 HSです。
いろいろ機能があるようですが、Autoに設定したままのバカチョンです(使用者同様)。

タイイチジクの天ぷらですか。それは聞くだに美味しそうですね。想像だけでほのかな甘みが口の中に広がりそうです。

海外だとイチジクはよく食材になりますよね。見栄えもいいし。

日本行きは楽しみですね。お気をつけて。
返信する

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