ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ヌーサ2回目行:探し求めていた風景

2019年07月09日 | オーストラリア:ヌーサ・サンシャインコースト

サンセットクルーズ
ヌーサクイーンで

ヌーサリバーを上っていくと


わらわらと見たことのない
トリが集まってきました。



乗客たちが
「ブッチャーバードだ

と口々に言っていたので、


オーストラリアでは珍しくない

トリのようです。


まるで船の安全な航行を見守る



小さな船首像

キャプテンが可愛がっていて
お目当ては彼からのピーナツ
しばらくの間、一緒でした。


船の影がくっきり映り

ブッチャーバードも映っています。


川面には森が映っていました。



やってきたのはクーロイバ湖

船のエンジンが止まると
絵画のような静かさ。


乗客も囁くように話し合い
黙々と写真を撮っていました。



サギが白く光っています。



大陸の反対側に落ちていく

雄大な夕焼け


こんな夕焼けを見ていた
過去世が思い出せそうな
とろけるような夕陽。



感動を突き抜ける
静かな衝撃に

涙がこぼれそうでした。


暗くなった空には

満月


「ここだったのか
探し求めていた風景は。


私はなぜかアンリ・ルソーの
「紅鶴」を初めて見た時から、

巨大な蓮が突き出た
あり得ない光景に
心惹かれていました。


一度も南洋に行ったことがない
19世紀のフランス人の世界観が
まだ見ぬ世界に重なりました。


横一列に並ぶ木々



横一列に並ぶトリたち



いつかどこかの南の島で
そんな風景に出くわす
と思っていましたが、
紅鶴の水は海ではなく
川か湖だったようです。

蓮が咲いているぐらいだし(笑)


空に開いた穴のような白い月



ルソーの「カーニバルの夜」



ヌーサに来るのは運命
だったのかもしれない




近づいて来る街の灯に

夢から覚めるように
朧げな過去の記憶から
覚めていきました。