三浦しをん作の小説。実家に帰った際、デビュー作「格闘するものに○」を読んで、その後の彼女が書いた小説を読みたくなったので、ちょいと読んでみた。
「まほろ市」という場所で、探偵とはまた違った「便利屋」という商売をしている多田は、ある正月の仕事帰り、高校時代の同級生である行天と再会する・・・。といった話。
便利屋に依頼される仕事の内容というのは、バスの往来を見張って欲しいというものや、子供の塾の送り迎え、犬を預かって欲しいといった、結構他愛もないものばかり。とはいえ、地域密着型の仕事ではあるので、無愛想そうな多田が、地域の人達から信頼を得る為には誠実で信頼できそうな人という印象が大事というのを頑なに守っていたりするあたりが可笑しい。
女性にモテ易いのは見た目も良いという行天かもしれないが、ちょいと不器用な多田の方が私は気になってしまった。
この本で完結している話ではあるのだけれど、映像化も合いそうな小説である。
当分の間、自分がプロデューサーになったかの如く、誰をキャスティングするかは妄想が膨らみそうである。
「まほろ市」という場所で、探偵とはまた違った「便利屋」という商売をしている多田は、ある正月の仕事帰り、高校時代の同級生である行天と再会する・・・。といった話。
便利屋に依頼される仕事の内容というのは、バスの往来を見張って欲しいというものや、子供の塾の送り迎え、犬を預かって欲しいといった、結構他愛もないものばかり。とはいえ、地域密着型の仕事ではあるので、無愛想そうな多田が、地域の人達から信頼を得る為には誠実で信頼できそうな人という印象が大事というのを頑なに守っていたりするあたりが可笑しい。
女性にモテ易いのは見た目も良いという行天かもしれないが、ちょいと不器用な多田の方が私は気になってしまった。
この本で完結している話ではあるのだけれど、映像化も合いそうな小説である。
当分の間、自分がプロデューサーになったかの如く、誰をキャスティングするかは妄想が膨らみそうである。