のんびり食堂

日々のことをちょいと書いております。お気軽にお立寄り下さいませ。

走る

2007-10-07 23:51:44 | 日々のこと
ちょうど「風が強く吹いている」(三浦しをん)を読み始めてから、「走る」という事に対してとても気になっている。

通ってるスポーツジムにあった雑誌「ターザン」の特集も「走る」事だし、今朝、FM-TOKYOを聞きながら近所の喫茶店で朝食をとっていたら、作家小川洋子がゲストに出ていて、題材が「走れメロス」だった。途中流れる曲は映画「炎のランナー」のテーマ曲。

実は、自分自身、小学校・中学とマラソン大会ではずっと上位3位以内に入っており、走る事が得意ではあった。長く走る事に対して苦しいとか嫌だとかあまり思った事がなく、小さい頃から毎朝少し早く起きて近所を走るのが好きだった。ただ、小学校の高学年頃から長距離選手として陸上の強化選手に選ばれて、人に指示されながら走ることが増えてからは、徐々に面倒になって、中学では陸上部でなく剣道部に入った。剣道部でも足腰を鍛える為に練習の一つとして走ることはよくあり、自分のペースで走ることが出来た。高校では、マラソン大会も剣道部もなかったので、文化部に入っていたけれども、学校までの往復でよく走っていた気がする。

たまたま自分の大学が箱根駅伝の常連校だったこともあり、大学に入ってからは毎年箱根駅伝を見るようになった。見ていると自分も高揚した気分になる。長距離を走るというのは、ホントにその間孤独である。が、ある時、それをも超越して何とも心地よい瞬間がある。小説「風が強く吹いている」の主人公・蔵原走が箱根駅伝の予選会でその域に達する場面がある。それを目撃した他の部員も刺激される。

今月、箱根駅伝の予選会がある。
今まで実際に見た事はないけれども、今年は見に行ってみようかなと思う。

幸せのレシピ

2007-10-01 17:39:47 | 映画
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演の「幸せのレシピ」。「マーサの幸せレシピ」というドイツ映画の米リメイク版。

ドイツのオリジナルの映画が大好きで、かなりお気に入りなのだけれども、この映画も中々健闘していました。

オリジナルの良さはそのままであり、米映画らしく、もう少しシンプルなストーリーになっていて、主人公と周りの関係をもっと細かく描いている。

音楽もオリジナルで使用された曲も使われていて、ケイト(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)と新入りシェフのニック(アーロン・エッカート)が出会う際にかかっているパヴァロッティのオペラも印象的だった(思わず、帰りにパヴァロッティのCDを探しにHMVへ寄ってしまったほど)。
ただ、ポップスやオペラ、ジャズなど色んな種類の音楽がたくさん使われていたので、音楽の統一感はあまりなかった。

「リトル・ミス・サンシャイン」の末娘役の子(アビゲイル・ブレスリン) が出ているのだけれども、「リトル・ミス・・・」の時は思わなかったけれども、今回は何だか彼女のお芝居がちょっと鼻につくように感じたのは、ワタシだけかしら???
(そういえば、彼女は今年のアカデミー賞での態度があまり印象良くなかったなあ・・・。)

とりあえず、この映画はキャサリン・ゼタ・ジョーンズが良かったです。

今回のアメリカ版も悪くなかったけど、音楽と映像の融合がとてもバランスの良い、オリジナルの方がやはり好きだなあ。