のんびり食堂

日々のことをちょいと書いております。お気軽にお立寄り下さいませ。

マンガ日和

2012-10-20 20:49:31 | 
小さい頃から社会人になるまで、たくさんマンガを読んでいたと思う。
ホントにマンガが大好きで、好きなマンガを読んでいれば幸せだった。
将来は、「マンガ家になりたい!」とかなり本気で思っていて、投稿などもしていた。

そんな私が、社会人になり、周りの人の影響もあって、演劇、映画、音楽など、マンガ以外に面白いものに出会ったこともあり、マンガを読むことが徐々に減っていった。ここ数年は、以前から好きだった作家さんの新刊くらいしかチェックしてなかった。

この前、TSUTAYAに行った際に、コミックレンタルも始まっていて、ぶらぶらみていたら、結構面白そうなマンガが多いことに気づく。
「モテキ」でも有名な久保ミツロウの最新作「アゲイン!!」を読んで、高校の青春期にタイムスリップしたり、「裸足でバラを踏め」(上田輪子)を読んで、明治時代のシンデレラストーリーで、マンガでも韓流ドラマ風を体験してみたり。
そしてどこかの書評で気になっていた「町でうわさの天狗の子」(岩本なお)を読んでみたら、普段以上に読み進むのに時間がかかって、「なんて読み応えのあるマンガなんだ!」と思ってみたり。高校生の頃ハマった「川原泉」のマンガをちょっと思い出してしまった。マンガ自体は、ファンタジーの場面もあるのだけど、描いていることは、何気ない人の温かさだったりもする。そういうのが共通してるのかな。

そんなマンガを読んでたら、ちょっと心が豊かになっていることに気づいた。
マンガってやはり面白いね。

駅から5分

2009-11-23 20:44:16 | 
くらもちふさこ最新作。
くらもちさんの作品は学生時代からのお気に入り。
天然コケッコーは勿論、ほぼ全ての作品が大好きである。

「駅から5分」3巻が今月発売された。
花染という場所に住んでいる人たちの群像劇。

その中でも私のお気に入りは、花染高校の生徒会長である圓城陽大。
弓道部に所属していて、何となく謎だらけ。

むかーし、自分が高校時代好きだった人も、弓道部の人だった。
彼もかなり謎だらけで、なんだかそんなことを毎回思い出してしまう。

3巻ではあまり彼の話は無かったけれど、脇役で出てくるだけでも
何だか胸がトキめいてしまう。

そんなことを思いながら、近所のカフェにてマンガを鑑賞。

花ざかりの君たちへ メイキングブック

2007-09-23 00:20:23 | 
先日、ドラマ最終回の翌日、吉祥寺の大きな本屋この本を買いに行ったら見つからず、何軒か巡り、全ての本屋で店員さんが「売り切れです」と教えてくれる。アマゾンもどうやら売り切れだったみたいで「3~5週間待ち」という表示。

今日、近くにある本屋の中でも穴場的なお店にちょいと行ってみたら、ナント置いてあった。
やはりこの街はサブカルの街。最初から近所の本屋に行けば良かった。

(と喜んでいたのも束の間。さっきアマゾンを見たら、もう在庫はあるみたい。およよ。)

早速読んでみたら、メイン3人のインタビューとイケメン学生達の撮影日記や各寮ごとの座談会などもあった。
ドラマの中盤、メインの佐野(小栗旬)の出番が少ない事に何故なんじゃろなあと思っていたら、ちょうどこの時期舞台とかぶっていた事も触れられており、なるほどねー、と思う。
さすがに最終回前に発売されたものだから、途中までの回しか撮影風景など載ってないのだけれども、撮影後の模様なども見たかったなあと思いつつも、これはこれで良いかも。

潔く柔く

2007-09-22 14:14:21 | 
いくえみ綾のマンガ。

彼女の作品はかなり読んでいるけれども、このシリーズだけは何故か読んだことがなかった。
この前、エヴァンゲリヲンを映画館で見る前、たまたま本屋に寄って、1巻を買ってしまった。

女子高生が毎朝会う生物教師に恋する話や、幼馴染との微妙な関係に戸惑いつつもその親友と恋仲になってしまいそうになる話。どれも切ない。

4巻まで読んだのだれども、小峰清正と笹塚一恵の話がお気に入り。KAT-TUNの亀梨風の高校生と少女マンガ好きで亡くなった初恋の相手を忘れられない女子高生。ベテランの作家が描く高校生の話はやはり奥深い。

10年前私も高校生だったけれども、こんな感情ほぼ忘れつつある。
それを未だに描ける「いくえみ綾」侮れなし。スゴいなあ。

かなり好きなマンガである。

三浦しをん

2007-08-21 11:03:57 | 
只今、三浦しをんブームである。
小説も読んでいるけれど、エッセイもよく読んでいる。

バンドの「バクチク」が好きで、少年少女マンガ含めBL系が大好き、歌舞伎や文楽などの日本芸能にも興味があり、宝塚も見る。
私の友人達の趣味や嗜好にそっくりで、かなり親近感を湧く。(バクチク好き→高校の友人。BL系マンガ好き+宝塚好き→会社の同僚達、歌舞伎や文楽の日本芸能好き→大学の友人)

そんな彼女の小説やエッセイを片っ端から読んでいるのだけど、BL系の本推薦本エッセイや「ロマンス小説」を題材にした本を読み、ちょいとそっち系も読んでみようと挑戦。BL系は読めなくはないけれど、BLにはあまりハマれない体質だと改めて感じる。ロマンス小説は、ヒストリーモノの中に伯爵やら社交界とか出てくるものについては、自分の生活とかけ離れていて結構面白いと気付く。

さて、今度は歌舞伎や文楽などに挑戦してみようかな。

「まほろ駅前多田便利軒」

2007-07-25 15:25:35 | 
三浦しをん作の小説。実家に帰った際、デビュー作「格闘するものに○」を読んで、その後の彼女が書いた小説を読みたくなったので、ちょいと読んでみた。

「まほろ市」という場所で、探偵とはまた違った「便利屋」という商売をしている多田は、ある正月の仕事帰り、高校時代の同級生である行天と再会する・・・。といった話。

便利屋に依頼される仕事の内容というのは、バスの往来を見張って欲しいというものや、子供の塾の送り迎え、犬を預かって欲しいといった、結構他愛もないものばかり。とはいえ、地域密着型の仕事ではあるので、無愛想そうな多田が、地域の人達から信頼を得る為には誠実で信頼できそうな人という印象が大事というのを頑なに守っていたりするあたりが可笑しい。
女性にモテ易いのは見た目も良いという行天かもしれないが、ちょいと不器用な多田の方が私は気になってしまった。

この本で完結している話ではあるのだけれど、映像化も合いそうな小説である。
当分の間、自分がプロデューサーになったかの如く、誰をキャスティングするかは妄想が膨らみそうである。

かもめ食堂

2007-06-05 23:57:34 | 
去年、映画で「かもめ食堂」を見たことがきっかけで、フィンランドに行った。
フィンランドはムーミンやキシリトール、携帯メーカーのノキアで有名な国である。
そこを舞台にした「かもめ食堂」はとても和む映画で、かなりお気に入りの映画である。
その映画の小説「かもめ食堂」(群ようこ)を今回、読んでみた。

映画では分からなかった登場人物の背景やフィンランドに行くまでの過程が詳しく描かれていて、「あぁ、そうだったんだ」とちょいと謎が解決。群ようこの本は以前から好きだったりもしたので、彼女の描く「かもめ食堂」もとてもほのぼの感がちょうど良かった。

映画「かもめ食堂」を見ると必ずおにぎりが食べたくなるのだけれど、今回の小説版も何故だか食べたくなった。
この前録画した「ためしてガッテン」のおにぎり特集を参考にして、今夜の夕食におにぎりを握ってみた。なんだかいつもよりおいしく作れた気がした。

カズン3巻

2007-06-03 02:06:30 | 
下のマンガ「フラワー・オブ・ライフ」に続いて、こちらも完結編の3巻が出ました。

高校卒業してフリーターになり、ダイエットにも励み、果敢に無謀な(?)恋も挑戦していた「つぼみ」ちゃんのストーリー。
2巻では、念願の芸能人の従姉妹に久しぶりに会い、3巻では彼女とメール交換をし合うようになるのだけど、つぼみちゃんはその頃、心身共に大ピンチに陥る…。

こうやってストーリーを書くと、所謂少女マンガのストーリー展開のようなことしか書けないのだけど、実際このマンガを読むと、あまりそうでもないのだよね。主人公が無理してなく、「ああオバカ」「やっちゃったねー」っていう行動に出ちゃう時の気持ちがこれまた分かる。「フラワー・オブ・ライフ」が高校時代だったら、「カズン」は大学時代の自分を思い出す。

こうして、二つも好きなマンガが完結してしまうと、最後まで読めて嬉しいというより、寂しい気持ちでいっぱい。
また好きなマンガが出てくると良いのだけどなあ。。。

フラワー・オブ・ライフ

2007-06-03 01:48:24 | 
「西洋骨董洋菓子店」や「大奥」の著者「よしながふみ」の青春マンガ。

白血病を煩い一年高校に入学が遅れた花園春太郎や、彼の親友である健気で優しい三国翔太、見た目クールでカッコ良いがオタクの真島海、男にしか見えない女の担任教師など、彼らを取り巻く日常が描かれている。

彼女の作品はストーリーに引き込まれるというよりも、登場人物一人一人の行動や感情表現、台詞に毎回引き込まれてしまう。悲しみや喜びの表現一つをとっても、分かり易いものよりも分かりにくい描き方の方が、共感を感じ易い。2巻で、ある女の子が友達に中学の頃、自分が仲間はずれにされた時のエピソードを話すシーンがあるのだけど、彼女のちょいとした疎外感に「わかるわかる」と頷いてしまった。

最近、完結巻の4巻が発売された。高校1年生から2年生へと成長していくのだけれど、この時代の1年っていうのはホントにびっくりするくらい長かったり、色々感じることも多い。高校時代こんなマンガを読みたかったなあ、とも思うけれど、年を重ねた今の自分だからそんなことを思うのかなとも感じた。

椿山課長の七日間

2007-05-30 11:20:53 | 
西田敏之主演で映画にもなった浅田次郎の著書。

文庫本が出た際に読んでみたいとは思ったものの、機会がなく、今まで読むことはなかった。

デパートに務めている45歳の椿山課長はある日、突然死をしてしまう。家族や仕事など未練を残したまま死んだ為、限られた時間、仮の肉体(美女)を使ってこの世に戻るという話。

椿山課長の話と並行して、同じく一緒にこの世に戻るヤクザと少年の話の方がどちらかというと興味深く。その3人の関係性も運命だったのかと思ってしまうほど、うまく絡んでいる。

とても温かい人の心に触れたかのように、読後感が良く、涙が溢れまくって本を閉じてもしばらく泣いてしまった。

その夜は、なぜだか泣きつかれて久しぶりにグッスリ寝てしまいました。

無銭優雅

2007-05-23 12:05:55 | 
山田詠美は遠い存在に思えながらも意外に近い人かもしれない。

近所の本屋に行ったら「恋は中央線でしろ」という本の帯に惹かれてあまり買わないハードカバーの本を購入。

実は、この本の舞台になっている街に自分は住んでいたりする。なので、出てくる場所や会話がとても想像できて読んでいて楽しい。

五日市街道や井の頭通りを始め、「ユザワヤ」で買い物して、スタバに入るとか、「三浦屋」(スーパー)の冷凍うどんが美味しいとか。

まるで、自分の近所に住む友人達の話を読んでいるような気分になる。

40歳を越えた独身男女の恋の話なのだけど、その年齢の恋っていうと、ドロドロめいたものを想像しがちだけど、そんなこともなく、サラっと読めてしまう。
将来、十何年か後には自分も40代になるけれど、もし独身でもこういう40代なら憧れるなあ。

高校生との姪との会話も面白いし、年老いた両親との関係も「ああ、そういうもんなんだ」と思う。
リリー・フランキーの「東京タワー」じゃないけれど、近しい人が亡くなった時の喪失感なども描かれてあったりして、思いがけずにも涙が出た。

ときどき、読み返したくなるような本だと思う。

矢野顕子

2006-11-29 13:08:34 | 
(なぜか今回は「ですます調」でのブログです。)
矢野顕子さんが大好きです。
とはいってもファン歴は浅いもので、ここ数年でその魅力にハマっていったクチです。
今、ほぼ日刊イトイ新聞にて糸井重里氏と元夫の坂本龍一氏が「矢野顕子」について対談するという連載があって、それを毎日眺めています。二人が矢野さんを知った時のことについて語っている際、糸井さんは今は大ファンであるのに、その当時は嫌いだったと言っていまして、実は、私も同じく、矢野さんの音楽を初めて聞いたとき(小学生くらいだったとは思うのですが)かなり拒否反応を起こした記憶があります。それが、ある時期を境に大好きになってしまうとは、うーん、不思議。何といっても、矢野さんのピアノの音色が大好きで、今年4月にも仕事が忙しいのにも関わらず、仕事帰りにライブに行ってしまい、そのおかげでGWはありませんでした。とりあえず、そのくらい好きです。

今月25日にオレンジページより「えがおのつくりかた」という本が発売されてます。
矢野顕子さんと友人達(糸井重里、くるり・岸田繁、槇原敬之、奈良美智等)や、彼女の娘である坂本美雨さん等も登場。矢野さんお気に入りのニューヨークの街やジャズクラブも紹介されていて、最近ニューヨークに行ってみたい病の私にとって、かなり満足できる一冊でした。どうやら8月には矢野さんのベスト版(それもDVD付きで)も発売されていたようで、早速会社帰りに近くのCDショップに寄ってみたいと思います。

オーデュボンの祈り

2006-11-28 10:47:22 | 
「ラッシュライフ」に続いて伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」を読んだ。
ちょいとパラレルワールド的な今現在も鎖国が続いているという「萩島」という場所での話。
未来がわかる「かかし」やあるルールに則って行われる殺人行為。ミステリーの中に人の優しさと残酷さとが描かれている。

「重力ピエロ」「ラッシュライフ」の際に、こんなに残酷なことを考える奴が本当に居るのか、と思わせる人が出てきたが、今回も例にもれない。読んでいて怒りを感じる。でも、よく考えるとニュースを見るたびに世の中にはもっといっぱい残酷な事件は多く、危険と背中合わせで生きているんだなと改めて実感。その中でも「オーデュボンの祈り」に出てくる登場人物が誠実に考えて生きていたりというのに好感が持て、また読み返したくもなる。今度何の作品を読むかわからないけど、もう少し伊坂幸太郎の描く小説に浸ってみたいと思った。

伊坂幸太郎

2006-11-26 17:45:12 | 
伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」を読む。彼の作品を読むのは2作目。この前「重力ピエロ」を読んで、とても面白かったので、本好きな友人から「ラッシュライフ」を借りた。

舞台は仙台で、何人もの人生の話が交差する。いつの間にか全てが重なり合い、まるで騙し絵を見ていたかのよう。読み終えてまた一から読みたくなる。
彼の作品は「重力ピエロ」の時もそうだったけれど、シリアスなテーマを扱っていているのだけど、ちゃんと登場人物がどんな状況に陥っても、この世に良心はかならず存在するという気になる。

自分は本を読むと、もし実写化されたらどんな俳優に演じて欲しいか、よく考える。今回の「ラッシュライフ」は登場人物が多いので、あまり思い浮かばないけれど、「重力ピエロ」の時は考えてしまった。ちょうど今日本を貸してくれた友人と会ったときそんな話になって、主人公の弟(ハル)はオダギリジョーが似合いそうと同じ俳優を思い浮かべていたのがとても面白かった。まあきっと実写化は難しいとは思うけれど、気に入った本について友人と話すのは楽しい。

今日読んだ本

2006-11-25 18:50:04 | 
いくえみ綾の「カズン」2巻を読む。
彼女のマンガは結構好きでよく読んでいる。

以前は毎日のように本屋に通っていたので、好きな作家の本が新刊で出ると欠かさずに買ったのだけれど、最近は何とものんびりとした生活をしているので、「続きが読みたいなあ」と思っている本でも、もう発売されているのにも関わらずそれに気づかずに「まだ出てないよねえ」とボーッとしてた。

今回はamazonでたまたま「いくえみ綾」の新刊出てないかなーと検索していたところ、既に「カズン」の2巻が発売されていることを知り、今日近所の本屋で手に入れた。

1巻でズングリムックリの癒しキャラ主人公「ぼんちゃん」が2巻ではダイエットに成功し、淡くちょいと切ない恋を経験するという内容。ちょうど私の友人で「ぼんちゃん」に似ている人が居て、彼女も最近ダイエットに成功したこともあり、なんだか友人に会いたくなった。

ちょうど今後が気になるような展開で2巻が終わったので、早く3巻を読みたいのだけど、今度こそ発売されたらすぐに手に入れたいと思う。