ちょいと上野公園。

１１月最後の日。
大学時代からの友人と「秋を感じたいね」ということを青山で会った際に
話して、その足で地下鉄に乗り、上野に向かった。

上野駅構内の「つばめグリル」で遅めのランチをとった後、
上野公園を散歩。上野動物園近くの広場で、新潟の特産品祭りのようなものをやっていた。
新潟出身の友人は、「寄ってもいい？」と言い、新潟生まれの私は「もちろん」と答える。
イカ焼きや名産品が売っていた。
新潟では「あぶらあげ」は「あぶらげ」と言うことを友人から教えてもらう。

上野公園を散歩しつつ、「東京芸大見たいな～」という友人の希望に応え、
今年何度目かに訪れる芸大を勝手に案内（芸大出身でもないのにね）。

そして、道ばたの周辺地図から東京大学（本郷キャンパス）も近いことを知り、
ミーハーな私と友人は「赤門を見に行こう！」と言い出し、
台東区から文京を目指して歩く。

ちょいと道を間違えたり、上野に住んでいるという中尾彬について語ってみたり、
最近行ったライブや今ハマっているものについて語る。今更ながらハマったマンガ「２０世紀少年」
の結末について論議も。

ようやく文京区の東大に辿り着き、赤門を見ずに、「やっぱり銀杏を見に上野公園に戻ろうか」と結論。
上野公園の不忍池で、枯れた蓮を見て、とても哀しくなる…。「ちょいと温かくなりたいね」と言って、
カフェに入り、パフェと紅茶を食べる。２時間歩き回ったのと、話し疲れたこともあり、徐々に二人
眠くなって、「さて帰ろうか」と行って、上野を後にした。

秋最後の日、煩悩に溢れていた学生生活を共にした友人と学生時代と同じく欲望に沿ったままの休日を
過ごした日だった。