のんびり食堂

日々のことをちょいと書いております。お気軽にお立寄り下さいませ。

トップランナー 10周年

2007-07-31 12:13:24 | 日々のこと
NHKの番組「トップランナー」が10周年を迎えた。その特別番組が先日放送された。10年前、放送開始当時から見ていたものとしては、歴代のMCが全員そろい、10年間のダイジェスト、またTRゲストのその後などを追った内容は、かなり見応えのあるものであった。

スタジオゲストは、俳優の藤原竜也、女優の田中麗奈、写真家の小林紀晴(その際のMCは山本太郎と本上まなみ)。
そして、初代MCである大江千里と益子直美はバレエダンサー熊川哲也、武豊騎手のもとを訪れ、この10年間を振り返り、これからの将来についても語る。

熊川氏が10年前にゲストに出た回を見ていおり、その当時、彼のバレエに対する思いや挑発的な発言から、彼はバレエダンサーという表現者よりもスポーツ選手的な感覚の人で、結構ビジネスライクにバレエを踊ってるのかなあと思っていた節もあった。今回ゲストで出て、現在の状況を振り返り、若手への指導の仕方や日本でのバレエ産業の携わり方、そして最後に彼が「演出で拍手をもらえるのと、自分が踊り手で拍手をもらうのとでは、味わう感覚が全然違う。まだ踊っていたい」というあたりが、なんだか今まで彼に抱いていたイメージが変わり、それがちょいと嬉しかった。

実は、この番組自体の観覧に何度も行った事もあり、実際に見ても、MCやスタッフの方がとても真摯的にゲストや番組と向き合ってるのを感じる。(ちなみにこの10周年特別番組では、藤原君の際に観覧をしていたりもする。)

毎回が知っているゲストの人ばかりではなく、知らないジャンルの一流な人の話を聞くのもかなり面白かったりした。番組自体が、その人を分析するわけでもなく、ゆっくりと見ていられる感じがとても心地よく、このままの感じでこの番組がずっと続いて欲しいなあと、10周年を期に切に思う今日この頃である。

天然コケッコー

2007-07-29 00:45:31 | 映画
小中学校合わせて6人しか居ない島根の学校に東京から転校生の男の子がやって来た。
山や海などに囲まれ、家族は農業などの仕事をしている人が多く、子供達が少ないので、小学校1年生から中学2年生まで、遊ぶときは皆一緒である。そんな彼らの日常を描いた映画である。

原作は、くらもちふさこのマンガであり、自分は連載当時からこの作品は読んでいた。実家に帰ると、眠る前に必ず読み返す程、大好きな作品である。「リンダ・リンダ・リンダ」の山下敦弘監督、「メゾン・ド・ヒミコ」の脚本家渡辺あやで、映画化されると知り、かなり期待が膨らんだ。心配なことといえば、役者の少年少女達が皆、東京出身の子が多く、あの原作の独特の方言や雰囲気がちゃんと再現されるかどうかだった。

今日映画の初日で、人から評判を聞く前に自分で確かめたかったので、昼間の用事を済ませた後、夕方、映画館へ向った。新宿武蔵野館の18時の回は、映画上映後に監督の挨拶も聞けるものであった。

さてさて、実際に映画を見てみたら、原作と映画を比べるというよりも、原作の世界観がそのまま映画化されていた。自分が想像した実写がそのまま画面に存在していた。主人公のそよ(夏帆)、大沢君(岡田将生)をはじめ、皆登場人物がとても良い。神社のキス、バレンタイン、修学旅行など、エピソードの選び方もかなりの好みで、映画オリジナルのものとかはないのだけれど、それが逆に好感を持った。原作同様に映画でも大沢君がとてもカッコ良く、島根での彼は中でも特別に見えるのだけど、修学旅行中、久しぶりに東京の友人達と会うとそこら辺に居る少年と同じように見えるあたりなど、とても面白い。

期待と心配も入り交じりながら最初見ていたので、純粋に映画を楽しめたかよくわからないけれども、監督が挨拶の際に言っていたように、「2、3回見てもらえるとこの映画の良さがより分かる」というので、また2、3回とまたこの映画を見返してみたいな、と思った。

八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった

2007-07-26 00:21:13 | 音楽
今日、仕事で調べものをしていたら、とある音楽に出会った。好きな作曲家である菅野よう子が作った曲で、アニメ「創聖のアクエリオン」の主題歌で同名のタイトル曲なのだけど、曲も素敵ながら、歌詞がかなりの秀逸。サビの歌詞を聞いた際に最初は、「そんなの有り得ないでしょう」と思いつつ、その次のフレーズを聞いた際に「え、本気?」と思い、とどめには「スゴい!」と感動してしまい、最後には切ない気持ちにまでなる。
色々、ネットでその曲について調べてみたら、その曲は2年前にアニメの主題歌なった際にそのスケールの高い歌詞からとても話題になったらしい。

今まで聞いたことのあるラブソングの中で本気度が高く、4分半の曲を聞き終わり、何だか久しぶりに音楽を聞いて、恋のようにドキドキ感を味わえる曲に出会ってしまった。

「まほろ駅前多田便利軒」

2007-07-25 15:25:35 | 
三浦しをん作の小説。実家に帰った際、デビュー作「格闘するものに○」を読んで、その後の彼女が書いた小説を読みたくなったので、ちょいと読んでみた。

「まほろ市」という場所で、探偵とはまた違った「便利屋」という商売をしている多田は、ある正月の仕事帰り、高校時代の同級生である行天と再会する・・・。といった話。

便利屋に依頼される仕事の内容というのは、バスの往来を見張って欲しいというものや、子供の塾の送り迎え、犬を預かって欲しいといった、結構他愛もないものばかり。とはいえ、地域密着型の仕事ではあるので、無愛想そうな多田が、地域の人達から信頼を得る為には誠実で信頼できそうな人という印象が大事というのを頑なに守っていたりするあたりが可笑しい。
女性にモテ易いのは見た目も良いという行天かもしれないが、ちょいと不器用な多田の方が私は気になってしまった。

この本で完結している話ではあるのだけれど、映像化も合いそうな小説である。
当分の間、自分がプロデューサーになったかの如く、誰をキャスティングするかは妄想が膨らみそうである。

ハイスクール・ミュージカル

2007-07-22 23:21:20 | 映画
去年、ケーブルテレビの「ディズニーチャンネル」でよく放映していた。
見てみたいと思いつつも今まで見る機会がなかった。今週末TSUTAYAで半額レンタルをやっていたので、DVDを借りて見た。

これは久しぶりに自分的にヒットの映画だった。
今年お正月にNHKで放送していたらしいのだけど、今まで見逃してきたことがとても悔しい…。

自分は海外ドラマの中でも、アメリカのハイスクールものとミュージカルみたいなのがかなり好きである。「天使にラブソングを2」もお気に入りである。
この作品も同様で、高校でバスケのキャプテンを務める主人公トロイは、勉強が得意な転校生のガブリエラが出会い、彼らはミュージカルのオーディションに挑戦するというストーリー。
ミュージカルを好きな人向けというよりも、普段あまりミュージカルを見ない人でも大丈夫なように作られており、音楽やダンスもPVを見ているかのようにカッコいい。中でも、主人公トロイの歌声がとても素敵で、聞いた瞬間に魅了されてしまう。
今秋ディズニーチャンネルで「ハイスクール・ミュージカル2」が放映されるみたい。
今度こそ見逃さずにちゃんとリアルタイムでチェックしようと思う。

中越沖地震

2007-07-16 23:35:43 | 日々のこと
新潟県中越沖地震 7人死亡、負傷830人超(共同通信) - goo ニュース

今は東京に住んでいるけれども、両親の出身や自分が生まれたのは新潟であり生まれて数年住んでも居た。それも中越地方。3年前に中越地震が起きた時には、親戚や両親の知人友人が被害に遭っており、夏や行事の度に新潟を訪れる度にその傷跡を感じることがあった。そして、今日の地震。ちょうど家で10時頃、身支度を整えつつテレビを見ていた。長い横揺れの地震を感じ、何だか嫌な予感がした。テレビを見たら3年前の悪夢がまた再び起っていた。新潟に住む親戚からはメールで安否が確認できたが、皆また避難生活の日々。
大学時代の友人も新潟出身の人が多く、柏崎に住んでいる仲の良い友人も居る。彼女の安否をメールで確かめる。とりあえず無事だという事だが、また3年前に続き今回もということで、かなりの心労がまた訪れたということ。
なんとか早く落ち着いた日々がまた戻って欲しいと心から願う。
自分の住む街もいつ地震が起きてもおかしくないので、防災の準備を怠ってはいけないなと改めて思った。

めがね(試写会)

2007-07-03 11:57:34 | 映画
友人からお誘い頂いて、映画「めがね」の完成披露試写会に行ってきました。

会場はさほど大きくなく、普段は映画館というよりも試写会場等で使用されているホールだと思う。椅子がフワフワとして座り心地が良かった。

この試写会には出演者と監督による舞台挨拶もあり、主要な出演陣皆が揃って登場した。小林聡美ともたいまさこは不思議なオーラが漂っており、加瀬亮や市川実日子は顔が小さかった。光石研が想像以上にとてもスマートで若々しかったのがビックリした。もたいまさこは「ビリー」に入隊しているらしい・・・(笑)。

「めがね」は去年公開された「かもめ食堂」の出演者やスタッフが制作した映画で、主演は前作に続き小林聡美。春になるとフラリとやってくる不思議なおばさん役でもたいまさこ。その他、加瀬亮や市川実日子、光石研が出演している。携帯電話も通じない島が舞台になっているのだけれど、なんだかのどかで海もキレイ。撮影自体は春らしいのだけど、夏の風景もちょいと見てみたいなと思った。

映画は、のんびりとした感じで、さほどストーリーがあるわけではないけれど、ボーッと見てられる作品である。出てくる小物や衣装が可愛く、そして食べ物のシーンがよく有り、お腹を空かせて見に行くのは良くないと思った。自分もそうだったのだけど、周りの席では、かなりの人達が上映中お腹の音が鳴らないように押さえていたに違いない。(歌舞伎みたくお弁当つき映画上映とか良いかもしれないね。)

きっとこの映画公開時には、映画館近辺にあるビアガーデンやお洒落な定食屋がにぎわうだろう。