第43代紫組要領次第

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間違いの喜劇&月川悠貴さん---1

2006-02-05 16:33:55 | 演劇
節分の夜。
「間違いの喜劇」観てきました。

一番印象に残ったシーンは、
妹のルシアーナ(月川悠貴さん扮する)が退場するシーン。

劇中では人が出たり入ったりするので、
「退場するシーン」と一口に言っても何度もありますが、
自分が言及したいのは、
その中でも一番初めの退場シーンです。

(松岡和子さん翻訳の「間違えの喜劇」で言いますと、
第2幕第1場の最後部の退場時の台詞
「狂った嫉妬に~~いるのかしら!」を指します。)

このときの声と仕草、
一瞬でほれてしまいました。
自分の心に炸裂の演技でした。(そのせいで台詞は全く頭に残りませんでした。後から、文庫本でチェックしました。)

しかし、その自分の気持ちに気付いた刹那、
われに返りました。
そう、その役者さんは男なのです。

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ええと、話がわかりにくくなってきたので、蛇足解説。

この「間違えの喜劇」なる作品。
役者さんはすべてみな男です。
しかし登場人物の中には女性もいるので、
必然的に、歌舞伎の女役に相当する、役者さんが出てくるわけです。

皆さん素晴らしい演技ですので、役者自身の性別なんか忘れさせてくれます。
おかげで、観客は劇に引き込まれるのですが、、、。

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少し話が逸れましたが、
自分の書きたいことに戻しましょう。

さてその中でも、
やはり月川悠貴さんがすごいかったです。
特に今自分が冒頭で言及したシーンにおいては、
声といい仕草といい、、、

といろいろ書いても、
自分の文章力ではそのすごさは伝わらなくーーーむしろ陳腐になってしまいーーー
安っぽく聞こえてしまうのでこの辺でやめます。

が、とにかくあのシーンが、今回の演劇での自分にとってのクライマックスでした。

多分ね、あの役者さんが男だという前提知識が無いで見ていたら、
あの人を女性だと勘違いする人は過半数を超えるね。
まぢで。

まだまだ続くよ。
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