第43代紫組要領次第

開成高校第43代紫組要領次第係のホームページ。

バリ旅行記

2008-02-28 11:19:06 | Weblog
書こう書こうと思っていたら結局時間が無くて今日になってしまった。
しかも明日からパリに行くので、
とりあえず速報的にボロブドゥールについてだけ書く。


●2008年2月21日●
シャレイーンドラ朝が作ったボロブドゥール遺跡を訪れた。
バリ島から飛行機で一時間(二時間だっけ?)ぐらいかかるジャワ島のヨグヤカルタにある。

宗教的な意味はよく分からんが、せっせと上の階まで上ると、
下層にの通路にあった高い塀がなくなり、開放感があった。
スーとひらける感じがあったのだ。
それが悟りに通じるのかどうかは判然とせぬが、
演劇好きの自分としては、なかなか良い演出だと思ったのである。


~~~
~~~

空間を用いて視覚的に訴えていたとでも表現すればいいのですかね。
人が宗教を信じるというのは、自己の精神をその宗教にゆだねることになるわけで(たぶんだけど)、
宗教家が理屈で云々説教するだけでは説得力が足りず、
信者を獲得するには到らないのではないか。
この遺跡のように演出も凝る必要があるのではないか。

などと考えた常夏の一日でした。
一言付け加えておくと、
mjTour(Toursだったかな?)のガイドさんのBuddi(ブッディ)さんという方が
聡明で博識な方あり、一同感動したのである。
よって、「本旅行のMVPである」と、
仲間の満場一致(3人だけど)で決定致しました。

一つだけ心残りは名刺をもらい忘れたこと。


<<<<補足>>>>
写真解説。
このブログは一投稿につき写真を一枚しかアップできない。
なので、ペイントで4枚組み合わせてつくった写真だ。
見にくいので、クリックして拡大してください。

時計の12時から時計回りに順に見ていってほしい。その順で時系列でもある。

上の写真は、ボロブドゥールをこつこつと上っていく時の写真である。ご覧になると分かるように、圧迫感のある絵になっている。
右の写真は、下層の各階の回廊である。塀に囲まれた狭い通路である。これまた、煩悩にとらわれた人間の狭量さを示している絵になっている。
下の写真は、上層まで辿り着いた時の写真である。上った瞬間に、空がパァッと開けて、悟りが開けたような有難い印象を受ける。
左の写真は、仲間とともの記念撮影である。撮影したガイドの指が写真に写りこんでおり、
端的に言って台無しである。(このガイドはMVPのBuddiさんではありませんよ)
しかし、まぁ、これは自分のカメラの欠点であるかもしれない。次のデジカメを買うときには、レンズの位置も考慮して購入しよう。

Becoming a Woman in Zanskar

2008-02-07 17:33:46 | Weblog
テンジンとパルキット

というドキュメンタリーをNHKの「世界のドキュメンタリー」でやっていた。

フランスのZEDという会社が製作したらしい。
原題はBecoming a Woman in Zanskar


前編を見て凄い興味深いと思ったのだが、
後編を見逃した。

再放送してくれないかな。

とりあえず暇が出来たら、
Becoming a Woman in Zanskarの方を海外のネットで探して観よっと。

げげっ

2008-02-06 15:02:38 | 演劇
「わが魂は輝く水なり」

の発売日は3月2日なのね。日本にいない。チケット入手不可か。。。

ペリクリーズから始まった、
蜷川さん演出劇全観覧記録もここまで?
大した長さではないけど。

しかーしっ!!
清水邦夫先生の作品といえば
タンゴ冬の終わりに
とか
われら将門
という狂気劇。かなり印象深い最高の狂気劇ですよっ!!
きっと今回も素晴らしい劇に違いない!
だから絶対見たい。

うーーーむ。

高橋さんは出演なさらないようで。

リア王 VS 高橋洋さん

2008-02-06 14:44:28 | 演劇
見てきました
「リア王」。
昨日はさいたまの千秋楽
高橋洋さん
眼鏡!眼鏡!!ワイシャツ!!!
かっこいい!!!!
数年前から注目させていただいておりますが、
どんどんすごくなってるような気がする。


一杯感想を書きたいが、
試験勉強で死にかけているから以上。

と終わりにしたいが、自然と(じねん、と読んで。意味は無いけど)キーを叩く指が動く。筆が動く、という表現はいづれすたれるのか。

将来は世界史ロマンを感じながら人生を送るか、
それが出来ない場合は
与野本町にマンションを買って
芸術を身近に感じる人生を送りたいものです。
これは余談



-----

以下リア王の感想。

素晴らしかった。冒頭の辺りは、城の中での家族劇。なのに、エネルギーはものすごい。さすがの役者様たち!

後半から一気に昇華!

特に印象的なのは(以下、台詞の記憶は正確ではありませんが)
「哀れなトムが連れてってあげるよ」と高橋洋さん扮するエドガーが
吉田鋼太郎さん演じるグロスター伯爵を導いていくシーン。
ここはすごかった!
語彙に乏しいので、その感動を表現できないが

神秘的な何か。

今書きながら思いついたが、なにか絶対的な存在に従わなければならない人間の姿をそこに感じたのである。

王家の話だから小さい話とはいえないが、それでも始めは言ってしまえば「家族喧嘩」という ちまちましたものから始まって、
神秘の境地まで持っていく、リア王演じる平さん、グロスター伯爵の吉田さん、高橋さんの、3者三様の落ちぶれた姿は圧巻。


---

以下印象に残った台詞(記憶は不正確かも知れんがご容赦)

「どん底だから希望しか見えない」(ほんといい加減な記憶でごめんなさいです。このような趣旨の台詞よ。あったはず。エドガーの台詞で)
「わがままな人間につける薬は自ら招いた苦しみのみ。」(リーガン)
リーガンこえー。ゴネリルもこえー。でもどっちもかっこよくて魅力的。さすが とよたさまと銀粉蝶さま。



観劇前、戯曲を読んでいる時はイメージが掴めず理解が難しかったが、
観劇を終えた今、読みたい気持ちがふつ湧いてきた

気分が向けば続編を書く