第43代紫組要領次第

開成高校第43代紫組要領次第係のホームページ。

歌舞伎とKITCHEN(清書バージョン)

2005-04-10 21:24:03 | 演劇
昨日は勘九郎改め勘三郎の歌舞伎に行って、
今日は蜷川幸雄先生演出のKITCHENなる演劇を見に行った。

歌舞伎はまともに見たのは初めてだった。(以前見たときは数分だったから)
今回ちゃんと見ての感想を書く。

面白かった。

伝統芸能だからオカタイものだと思ったけど、
なかなか庶民的で、笑いありの、肩の力を抜いてみることの出来る、
とても親近感がわく舞台だった。
歌舞伎って江戸の頃は、庶民の芸術だったのかしら、なんて思いを巡らせたりして。
また行ってみたいものです。

今日の蜷川先生の演劇もなかなか良かった。
その感想。

舞台が真ん中にあって、
客席が舞台の前後左右に配置されていて、
どの方向からも観れる斬新な(自分にとってはね)試み。

だから、舞台の前も後ろも無いわけで、
役者さんたちはあらゆる方向から注目されることになって、
演技する人はさぞかし大変だろうなと思った。

普通の舞台なら、主人公的な存在が舞台の前の方に来て、
後ろの方の人たちはある程度手を抜けそうじゃん。

でもこれじゃそうはいかない。
だから自分は、気に入った役者を、その人の台詞が無い時も、ずっと見ていたりした。
一瞬も気を抜かずに居て、その役になりきっていて、存在感もあった。すごいと思った。

いや、ホントいろいろ楽しめたよ。
舞台の合間の休憩時間には、
舞台中で作られているミネステローネとかも飲めたし。

正直二日連続で演劇鑑賞してしまったのはもったいない。
間を空けてもっと余韻に浸って居たかった。