第43代紫組要領次第

開成高校第43代紫組要領次第係のホームページ。

素人国際関係論事始

2005-05-29 08:45:55 | Weblog
最近国際関係論なるものを始めたので、その紹介をしていきたい。
そもそも俺は「国際関係論」というものが何なのか知らない。
しかし「国際関係」という言の葉の響きが、魅力的だったから始めることにした。
素人ながら、我的国際関係論的進行状況を紹介していきたい(連載で)。

まず紹介したいのがこの本。

「国際関係研究入門 東京大学出版会」

なんとなく国際関係を勉強したいという人はこの本から始めるとよい。
国際関係に関するいろいろな学問分野が分かりやすく解説してある。
これを読めば、自分の関心が「国際経済」にあるのか「国際文化論」にあるのか「国際協力」にあるのか「国際政治」にあるのか、etcがぼんやりながらつかめてくるはずだ。

ちなみ俺の関心は「紛争」と「開発」にあるので、
主に、国際協力論、国際経済論、を学ぶ必要があることに気付いた。
もちろん紛争予防には政治的アプローチも大切なのだが、
以前、「国際紛争 Joseph S. Nye著」という本を一通り読んだこともあるので、
政治はとりあえず置いといて、
まずはその2分野を学ぶことにする。

今読んでいるのは、
「安全保障の今日的課題ー人間の安全保障委員会報告書 朝日新聞社」
緒方貞子さんやAmartya Senさん(ノーベル経済学賞!)という錚々たる面々が並ぶ「人間の安全保障委員会」の報告書である。

この本の紹介はまた今度。
じゃ。

救う、ということ

2005-05-24 22:12:16 | Weblog
今日は少し偉そうに語ってみる。
テーマは「救う」ということ。

そもそも「救う」という言葉はとってもあつかましい。
「救われたよ~」と言うことはあっても
「救ったよ~」なんて言うことは、まずないから。

だから、次のシチュエーションで、奇妙な感覚に襲われたことがある。
--シチュエーション--
医療に携わる人が「なぜその仕事を志したのですか」という質問をされた。
彼はこう答えた。
「人を救う仕事がしたかった」
----
こういう場面に以前よく遭遇したの。入学した時とかね。

そういう時いつもわたしは、

「良くそんな大胆なこと言えるな~。きっと立派な人なんだな、この人は。すげー。」

とまぁ、未熟なわたしはこう思っちゃうわけ。


しかしねぇ、人を救う仕事って他にもたくさんあると思うよ。うん。

(だって、人生常に、知らず知らずのうちに、救ったり救われたりしているものだから。)


次回予告/次回予告/次回予告・・・・・

それでも人を救いたい人。
世界中で苦しんでいる人を救いたい人。
南北問題やら紛争やら地球上に存在する貧富の格差やら、そういうことを解決したい人。
ま、自分もそういう関心があるわけですが、、、

そういう人には(つまり自分に対しても)

「医療よりもっと別のアプローチがあると思うよ。」

と言いたい!

実は、今日読んだ新聞に、「国境なき医師団」(ノーベル平和賞受賞!)の創設者の人の記事が載ってた。
その人も、自分の考えに近いことを思っているらしく、ちょっと嬉しかったの。

そういう医療以外のアプローチで世界を救う話。
すごい大げさなテーマですが、自分の稚拙な意見だけでも次回紹介いたします。

ブログ続けられるようにするために、今までよりも短めで
されど頻繁に書いていきたし。

楽しい駒場

2005-05-21 22:08:53 | Weblog
駒場へまた行ってきました。昨日。慣れてきました。
国際関係を学んでらっしゃる、先輩のお話を伺ってきました。

大学院のゼミに参加させていただいたり、
図書館でいろんな本を紹介してくださったり、
とても優しく、芯が強そうな方でした。

やはり色んな方に会うと、
単科大学にいるだけではどうしても手に入らない情報が手に入りますし、
なによりも
先輩の深い洞察や考えに触れることが出来るのが最高です。

漠然と考えていた「国際関係」「国際開発」「紛争解決」などなど、とかそういう問題が
どういう勉強なのか、とかは関係している方に聞かないと分からないからね。

君の関心対象だと「人間の安全保障」が適しているんじゃないかな、
と教えていただき、頷くことしきりでした。

ほかにも自分が考えたことのない、ものの見方に触れられて、刺激的でした。
いろいろ詳しいこと書きたいから、いつか、ちゃんと書きます。

情報が集まるほど、考えさせられることが増えて、(やらねばならぬことも増えて)
大変ですがとてもexcitingです。

進路はまだ決まりませんが、情報は確実に手に入ってきています。感謝感激。

過去との邂逅(最後の一行改定しました)

2005-05-09 22:16:48 | Weblog
自分は昨年、努力していなかった。
昨年そんな自分を見ながら、僕は自嘲気味にこう語った。
「高3の時のおれが今のおれを見たら、まず殴りかかってくるだろうな。」
高3の時の僕は、今よりもずっととげがあった。時に人を傷つけたりもした。
でも、そのぶんインチキな人間ではなかった。
今の僕はインチキである。

舞台変わって。

HK君の家に泊まった。
夜ゆっくりとHK君の専門の話を聞いた。
彼は、自分にぴたりと合った専門を見つけたようで、
きらきらしていた。
そして、専門の話自体も興味深かった。示唆に富んでいた。

翌日の朝。
H君の家にあった、ある本を手にした。
そこには、僕が高3の時に書いた言葉があった。

「人生で一番な大切なもの   絶え間ない努力」

、、、。

そんなことを書いていたのか、、、。
リアルに忘れていた。

その日の夕方。
母校の運動会の閉会式。
闇が深まり、グラウンドは暗かった。
そんな中、桟敷の一部の中学生・高校生達が、携帯のライトやペンライトを手に手に持って、
閃めかせて、
右へ左へと大きく動かしていた。
蛍の光のようであった。
そうして幻想的であった。

僕が高校生だった時、そんな洒落たことした人はいなかった。

時代の変遷を感じた。
さらに、その光が僕に対して、
「もうここはあなたが帰ってくる場所じゃない。はやく、前に進みなさい。」
と言っていた。

舞台変わって、さらに翌日。

僕は、自分の通う学校ではない、ある学校にいた。
そこで、自分の興味のある分野を必死で模索していた。
自分の学校ではないから、居心地は悪かった。

でも高3の僕がこう、耳元で叫ぶ
「自分の言葉を守れないんだったら、お前なんか、さっさとやめちまえ!」