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「隙間なく日本を防衛」は幻想でしかないのだろうか

2015-07-18 16:43:17 | 沼田利根の言いたい放題
隙間なく日本を防衛
抑止力高め外交に生かす

自衛隊と共同で弾道ミサイルの警戒監視に当たっている米艦が先に攻撃された場合、その米艦を守れない警戒監視に穴が開き、日本への武力攻撃を阻止できなくなる。
そこで平和安全法制の法案は、いまだ日本への直接武力攻撃がない段階であっても米艦を守れるようにした。
あくまでも自国防衛のためである。
国民を守るための切れ目のない安全保障体制を整備するとともに、国際社会の平和と安全への日本らしい貢献を進める「平和安全法制」と関連法案。

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米艦を先に攻撃する?
ここに想定の無理があるのではないか。
まず、大人に幼児がケンカを売ることがあり得るのか、を冷静に考えることだ。
それほど、米国と北朝鮮には大きな軍事力の差が厳然と存在している。
また、したたかな現実路線を堅持する中国が、米艦を先に攻撃するはずもない。
中国は米国を敵に回すほど愚かな国ではない。
つまり「隙間なく日本を防衛」は幻想でしかないのだろうか?
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