多くの利益を上げ、勝つことを目的とする欧米社会では、企業はM&A(合併・買収)やチェーン展開などを通し、拡大志向を高めていくのが一般的だ。
これに対し、日本企業は、薄利で少量多品種の生産を続ける。
勝つことでなく、細々とでも事業を続けていくこと、つまり継続に力点を置いている。
世界で200年以上続く企業の約4割が日本にあるという状況は、それを如実の示しているといえよう。
「食べていければいい」とい採算ギリギリの価格設定は外国にとって大きな参入障壁だ。
イノベーション(技術革新)の創出に、大事なことは?
「どうやってつくるか」でなく、「何をつくるか」とい視点だ。
日本は、創意工夫の気質にあふれ、ユニークさを保っているのが強みだ。
イノベーションを起こす根源は?
基本的には、人間の才能の問題だ。
政府がすべきことは?
日本が誇る「寛容さ」を生かすべきだ。
日本はファッションなどでもタブーがなく多様性にあふれている。
いろいろな価値観を受け入れられる社会を築くことは、国際競争力を維持、強化していく上で欠かせない。
「オタク」や「ギャル」など一見嘆かわしいほどのものこそが新しいものをイノベーションする潜在力を持っているという視点が大切だ。
権力を持つ者は頭ごなしに否定するのではなく、理解できないぐらい新しいものこそ、それを謙虚に捉え、どう価値に変えていくか真剣に考えてほしい。
未来研究者・日経BP研究所アドバイザー・川口盛之助さん
これに対し、日本企業は、薄利で少量多品種の生産を続ける。
勝つことでなく、細々とでも事業を続けていくこと、つまり継続に力点を置いている。
世界で200年以上続く企業の約4割が日本にあるという状況は、それを如実の示しているといえよう。
「食べていければいい」とい採算ギリギリの価格設定は外国にとって大きな参入障壁だ。
イノベーション(技術革新)の創出に、大事なことは?
「どうやってつくるか」でなく、「何をつくるか」とい視点だ。
日本は、創意工夫の気質にあふれ、ユニークさを保っているのが強みだ。
イノベーションを起こす根源は?
基本的には、人間の才能の問題だ。
政府がすべきことは?
日本が誇る「寛容さ」を生かすべきだ。
日本はファッションなどでもタブーがなく多様性にあふれている。
いろいろな価値観を受け入れられる社会を築くことは、国際競争力を維持、強化していく上で欠かせない。
「オタク」や「ギャル」など一見嘆かわしいほどのものこそが新しいものをイノベーションする潜在力を持っているという視点が大切だ。
権力を持つ者は頭ごなしに否定するのではなく、理解できないぐらい新しいものこそ、それを謙虚に捉え、どう価値に変えていくか真剣に考えてほしい。
未来研究者・日経BP研究所アドバイザー・川口盛之助さん