体制維新――大阪都 (文春新書) | |
橋下徹 堺屋太一 | |
文藝春秋 |
1月25日(水)
橋下さんて何者なんでしょうねえ。これだけ人気があると、つい疑いたくなる性分で。
はたまた大阪都構想とは何ぞや?関西で何が起こっていようとも、あんまり関係ないなあと興味がなかったのですが
国政をも揺るがす存在になってきましたので、こりゃ学習せねばと読んでみました。
ヨミモノとしては、まったく面白くなく、途中から苦痛・・・
「私はこんなすごいことを、困難を乗り越えてやってきました!!」
「いままで誰も手がつけられなかったことに、私がメスを入れました!!」
ひたすらこの羅列。おんなじことばっかり何回も何回も。
もちろん新書ですから面白いとか面白くないとかで判断するものではなく、
大阪が都になれば、今の無駄が省けるだとか、国際都市としての発展が期待できるとかがちゃんと書かれています。
ま、でも橋下さんが自分の選挙区で立候補したら投票しちゃうなあ。
論述がうまいし、実行してくれる気がするもの。
国家公務員の給与削減法案が通りそうだけど、一般市民はこういうのが好き、わかりやすくて。
そういう意味では橋下さんは人気が出て当然、賞味期限のうちに国政に出てきて暴れてほしいものです。