オラクル・ナイト | |
ポール・オースター | |
新潮社 |
5月5日(木)
村上春樹→柴田元幸→ポール・オースターというわかりやすい道筋なのに、ずいぶんと時間がかかってしまった。ポール・オースター初体験です。
4つ。前半は実世界と、作家である主人公の虚構の世界がごっちゃになり、掴めない感じでしたが、後半妻グレースの苦悩のあたりから、前半部のごっちゃの謎が分かってくるとストンと落ちてきました。200ページ強なのですが、物語が多重にしくまれて重厚です。
34歳で作家のシドニーは重い病気から生還、偶然入った文房具屋で見つけたポルトガル製の青いノートに新しい小説を書き始める。がどうもそのノートは不思議なノートで、思わぬことが起こり始める。。。
うーん、一冊ではよく分からないな。続けて柴田&ポール、読んでみたいです。
コレはラッキーにも図書館で借りられたのですが、翻訳本は高くてなかなか手が出ない。よっぽど人気がでないと文庫にはならないし、時間がかかるし。この本はあんまり分厚くないのでよかったけど、難解で500ページだったりすると図書館で借りても2週間で読みきる自信がないし。というのがポール・オースターになかなかたどり着かなかった言い訳。でも、翻訳されてるということは、他の言語で読んでも分かる普遍的な素晴らしさがあるっていうこと。借りたり、買ったりうまくMIXしながら一人でも多くの作家さんを体験したいものです。
Qさまの内容読んで、伝わりました。
本はさておき、1月のレビューみてびっくり(^^;)息子さんの手編みカーディガン、なんて素敵なのー!!趣味の域越えちゃってるじゃないですか!息子さん照れてるだけですよ、きっとうれしいはず。母親ってすごいなぁ。
またさかのぼって、ゆっくり読まさせて頂きまーす♪
Qさまのブログで少しでも本を読んだ気にさせていただきますわ。