Qの読書な日々

大好きな本と、毛糸に囲まれる日々の独り言

おとこのるつぼ 

2016年10月06日 | 書評、エッセイ

10月6日(木)

 電車に乗って、今日オープンのららぽーとに行ってきました!

なんだか画一的で、魅力的なものには出会えなかったなぁ。

でも「都まんじゅう」を買ってご満悦。

  おとこのるつぼ (新潮文庫)
群 ようこ
新潮社

   さてさて、最近お気に入りの群ようこさん。

エッセイ集なワケですが、最初の3つは最高。

 

 ひとつめは「不思議な人事異動」

えっ、あいつが??と首をかしげる昇進。男はすり寄ってくれる男が好き。

そうなの、そうなの。傍から見たら見え見えのゴマすりでも、男はうれしいんだねえ。

昇進が部下の選挙になったらどんなにいいだろうだとか、使えない男性上司にわく憎しみだとか

働く女子の心の内をズバッと書いてくださってて、実にすっきりするのでした。

 

 2つ目は「ハゲに怯える」

もうこれはタイトル通り。

なぜ男はそこまで「ハゲ」を恐るのか。バーコードにするくらいなら坊主のほうがよっぽど潔し。

と思っている群さんのような女子は多いと思うんだけどなあ。

25歳で禿げた英国のスーパースター、ルーニー選手に対し

「今のこのおれに足りないのは、毛だけだ!」

というくだり、電車の中で笑いをこらえるのが大変だったわ。

このネタは男にとっても、女にとっても永遠なんだな。

 

3つ目は…

どれも面白いのでキリがない。

群さんの観察眼、さっぱりした文章

どんなタイトルで書かれていても、そこには群ようこの「スタイル」がまじまじと感じられて、実に潔いのでした。

 

 
   
 
 
 
 


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