10月30日(火)
グラーグ57〈上〉 (新潮文庫) | |
Tom Rob Smith,田口 俊樹 | |
新潮社 |
チャイルド44を読んで何年も経ってしまって、実は前作のストーリーが思い出せないのですが、
古本屋で見つけ、「まあいっか」と購入。
44をうろ覚えでも全然大丈夫でした。
これだけでも十分おもしろい!
ソビエトはフルシチョフがスターリンを批判したことで、かつての秘密警察、捜査官が逆につかまり始める。元KGBのレオも、かつて自分が捕らえたものから怨まれ、過酷な要求を突きつけられる。
極寒のシベリア強制収容所「グラーグ57」に送り込まれたレオを待っていたのは、厳しい拷問。なんとか任務を果たして戻ったら、裏切り。レオは何があっても家族を守るために突き進む、素晴らしいヒーローなのであります。
養女ゾーヤのささくれだった心と、それを癒したマリシュの儚い恋がよかったなあ。
ラッキーにも次作である「エージェント6」を図書館で借りられたので、次は忘れないうちに一気にいきます。
グラーグ57〈下〉 (新潮文庫) | |
Tom Rob Smith,田口 俊樹 | |
新潮社 |