Qの読書な日々

大好きな本と、毛糸に囲まれる日々の独り言

特捜部Q 知りすぎたマルコ

2016年09月29日 | ミステリ(海外)

9月29日(木)

 もう10月。「とと姉ちゃん」も今週で終わり、今年度も後半です。うーん、早いもんですねぇ。

本当に天気の悪い9月でしたね。天気のせいにしてグダグダした一ヶ月になってしまった気がします。

でも、後半は出来るだけ週一ペースでを目標としたので、今週も1冊。

特捜部Q―知りすぎたマルコ― 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
Jussi Adler‐Olsen,吉田 薫
早川書房

 特捜部Q、たしか3作目まで読んだけどすっかり忘れておりました。

これは5作目だそうで、いかんいかん4作目をすっとばしてしまった。

 読み進みながら登場人物のプロフィールを思い出し出し、ちょっとつながらないけどまあいいや。

 今回はなんといっても「マルコ」のキャラが素晴らしかった。

15歳の少年マルコは犯罪グループを仕切る叔父の元から逃げ出し、逃げ込んだ穴で偶然見てしまった死体。

数ヵ月後に街で行方不明者のポスターでその顔を見つけてしまう。タイトル通り「知りすぎて」しまったため逃げに逃げる。幼少の頃からスリやピッキングなどの犯罪を仕込まれているので、その技術を使いながら賢く生き延びて、そしてその技術を憎み、まともな生活を夢見て隠れる。

 そうそう、主役の刑事はカール。変わり者で扱いにくいのは刑事ものではお決まりだけど、アシスタントのアサドは中東系で複雑な過去を匂わせる魅力的なキャラクターだし、パンクファッションのローサも華を添え、チグハグなようで素晴らしいチームワークはシリーズものとしてもちろん及第点。

 いつしかマルコとカール達が追う事件が重なっていき、ラストはこれでもか!っていうくらいハッピーって刑事ものには珍しくないですか?

 続々と映画化もされているようで、映画にはもってこいの感じですよね。

って面白いのか面白くないのか微妙な書き方しましたが、抜けてる4作目が気になって、すぐ図書館に予約入れました。

 



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