Qの読書な日々

大好きな本と、毛糸に囲まれる日々の独り言

アイアン・ハウス

2012年11月26日 | ミステリ(海外)

11月26日(月)

ぜんぜんアップしないまま、11月も最終週となってしまいました。

本も細々と読んでおりますし、今年最初の編み物作品も出来上がったのですが、なにせパソコンに向かう時間がない

その時間があれば、読書なり、編み物なりに費やしたい。最近仕事の合間に書き込む事が出来ず、家でこのノロいパソコンを開く気になれず、ついついブログから遠のいているのであります。

が、しかし、書かなければ1週間前に読んだ本の内容も定かでなくなってしまう今日このごろ。キチンと記録しておかないと、同じ本を何冊も買いかねません。

さて、今日は先週読んだ「アイアンハウス」。

アイアン・ハウス (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
John Hart,東野 さやか
早川書房

このところ仕事でやや頭が疲れており、何にも考えずヒーローが活躍する作品ばかり選んでる気がする。先日のエージェント6に引き続き海外ミステリ。

ジョン・ハートはそんなときにはもってこい!

主役がとにかくカッコイイ。おそらく見た目も素晴らしいでしょう。当然モテるのですが、決して女ったらしではなく、一人の女性に愛を捧げる男からみても、女からみても非の打ち所がないヒーローなのであります。

家族愛に恵まれずストリートで育ち、ギャングのボスに拾われ凄腕の殺し屋になったマイケル。恋人エレナの妊娠をきっかけに組織を抜けようとするが、他のメンバーは許さない。ボスの死をきっかけに組織内の権力争いとも重なり、殺し合いが始まる。

マイケルが幼いころに別れた弟、ジュリアンまでもが争いに巻き込まれていくのかと思いきや、そこにはまた別の謎が!!

ってな感じで、ぐんぐんと読み進められる面白さはさすがでした。が、これまで読んだ2作と比べると、ちょっと大味だったなあ。

あまりにもマイケルがカッコよすぎだし、美男美女しか出てこないし、悪い人といい人がはっきり分かれ過ぎだし、ハリウッド映画にするにはいいだろうけど、ハヤカワミステリとしては謎も物足りない。おまけに最後犯人そのまま野放しで大丈夫なの?と、ちょっと気になるところもちらほらでした。

ジョン・ハートは最初の「キングの死」をまだ読んでないので、これからの楽しみに。


エージェント6

2012年11月12日 | ミステリ(海外)

11月12日(月)

グラーグ57に続き、図書館で借りたトム・ロブ・スミス。三部作の最後です。

エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫)
Tom Rob Smith,田口 俊樹
新潮社

上巻はレオとライーサ夫妻の出会いから、KGBを辞めた後のレオとライーサ、二人の幼女との短く穏やかな日々を一変させてしまったアメリカ旅行。

下巻は家族を失ったレオが、真実を求めてアフガニスタンからアメリカへ。

残念ながら、ちょっと苦手な部類の作品だったかなあ。

と思いつつも3部まで読んじゃったんですが。

冷戦時代ってこんな事があり得るんだ、っていう感じです。(これはフィクションですけどね)

秘密警察がありもしない証拠をでっち上げ、市民に拷問を加えたり、強制労働させたり。

今も世界のどこかで、戦争は起きていて、市民が拷問され、殺されている事を思うと、(フィクション、エンタメ作品といえども)面白いなあと感じながら読んでいていいのか???とふと思ってしましました。

どーも私の傾向として、言論の自由がないこと、無実の罪に問われる事、体制に屈しなければならない事などを扱った作品は、たとえヒーローが活躍しても気持ちよく読めないなあ。

年末が迫ってきて、今年もランキング本が出てきますが、順位に踊らされないようにしないとね。

 


今年の編本

2012年11月05日 | 手芸

11月5日(月)

編み物も細々と始めていますよ~

まずは、息子の濃紺スクールカーデガン。

まるっきりのメリヤス編みで、写真だと何だかわかんないので、完成まで省略。

風工房のトラディショナルニット
風工房

文化出版局

悩んで悩んだ末に、今年購入の一冊は↑↑↑これにしました。

糸が使用糸がリッチモア、アランとフェアアイルが中心ですので、スペクトモデムやパーセントといったストレートヤーンの作品が多いです。

さすが、風工房さん、小物にいたるまで、みんな素敵

三國万里子さん↓↓↓も捨てがたいのですが、昨年の「きょうの編みもの」、その前の「編み物ワードローブ」が素晴らしかったので、やや飽きちゃった感が否めません。まだ、前作の本から編みかけがありますので、今年はパスしました。

でもでも、多色使いのミトンとか、超かわいいです。女の子がいたら作るのになあ。

今日は雨も降ってきてだいぶ寒くなってきましたねえ。冬本番に向けて、編み物も頑張るぞ

冬の日の編みもの
三國 万里子

文化出版局