11月26日(月)
ぜんぜんアップしないまま、11月も最終週となってしまいました。
本も細々と読んでおりますし、今年最初の編み物作品も出来上がったのですが、なにせパソコンに向かう時間がない。
その時間があれば、読書なり、編み物なりに費やしたい。最近仕事の合間に書き込む事が出来ず、家でこのノロいパソコンを開く気になれず、ついついブログから遠のいているのであります。
が、しかし、書かなければ1週間前に読んだ本の内容も定かでなくなってしまう今日このごろ。キチンと記録しておかないと、同じ本を何冊も買いかねません。
さて、今日は先週読んだ「アイアンハウス」。
アイアン・ハウス (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) | |
John Hart,東野 さやか | |
早川書房 |
このところ仕事でやや頭が疲れており、何にも考えずヒーローが活躍する作品ばかり選んでる気がする。先日のエージェント6に引き続き海外ミステリ。
ジョン・ハートはそんなときにはもってこい!
主役がとにかくカッコイイ。おそらく見た目も素晴らしいでしょう。当然モテるのですが、決して女ったらしではなく、一人の女性に愛を捧げる男からみても、女からみても非の打ち所がないヒーローなのであります。
家族愛に恵まれずストリートで育ち、ギャングのボスに拾われ凄腕の殺し屋になったマイケル。恋人エレナの妊娠をきっかけに組織を抜けようとするが、他のメンバーは許さない。ボスの死をきっかけに組織内の権力争いとも重なり、殺し合いが始まる。
マイケルが幼いころに別れた弟、ジュリアンまでもが争いに巻き込まれていくのかと思いきや、そこにはまた別の謎が!!
ってな感じで、ぐんぐんと読み進められる面白さはさすがでした。が、これまで読んだ2作と比べると、ちょっと大味だったなあ。
あまりにもマイケルがカッコよすぎだし、美男美女しか出てこないし、悪い人といい人がはっきり分かれ過ぎだし、ハリウッド映画にするにはいいだろうけど、ハヤカワミステリとしては謎も物足りない。おまけに最後犯人そのまま野放しで大丈夫なの?と、ちょっと気になるところもちらほらでした。
ジョン・ハートは最初の「キングの死」をまだ読んでないので、これからの楽しみに。