Qの読書な日々

大好きな本と、毛糸に囲まれる日々の独り言

さすらう者たち

2010年11月29日 | 小説(海外)
さすらう者たち
イーユン・リー
河出書房新社

 

11月29日(月)

ふ~また一週間の始まりです。夕べやっと読み終わりました。イーユン・リー。先月だったかな?新潮クレストブックスの短編集が素晴らしかったので、すぐに借りた本ですが、こちらは長編で内容がかなり重く、結構時間がかかってしまいました。作品は素晴らしいです。

実際にあった事件をもとにしているそうですが、いやいやヘビィなお話です。舞台は中国の小さな新興工業都市、若い女性の政治犯が処刑される。その処刑をめぐって、街の人々が様々な形でつながりを持ち、絡み合い、巻き込まれ、翻弄される。

1979年というと、たった30年前。実際の話をもとに書かれているそうで、30年前にはこんなに命が軽かったのか。言論がこんなにも弾圧されているんのか。いまや、アジア大会でもダントツの中国は、実際国のなかでは何が行われてるんだ?

隣の国なのに、毎日報道されてるのに、分からないことがいっぱいだ。

さっそく池上彰さんの「そうだったのか!中国」を購入。


リカちゃん

2010年11月28日 | 手芸
リカちゃん (No.12) (Heart warming life series―わたしのドールブック)
クリエーター情報なし
日本ヴォーグ社

 

11月28日(日)

図書館で何気なく手に取った手芸本。か、か、かわいい!!

これまで決して人形好きなわけでなく、リカちゃんなんて小学校以来。でも、自分では絶対に着ることのない「ドレス」を作って着せてみたい衝動が抑えきれず、サテン生地を買い、さっそく簡単な一着を作成。人形好きな姪っ子、ではなく甥っ子にリカちゃんを持ってきてもらい、写真撮影してみました。

ウェストのギャザーがうまく寄ってないな。次はロングドレスに挑戦です。というわけで、週末本が読み終わらなかった・・・


デフレの正体

2010年11月26日 | 自己啓発・ビジネス
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
藻谷 浩介
角川書店(角川グループパブリッシング)

 

11月26日(金)

帯には池上彰氏、小飼弾氏らが絶賛!とあります。うん、うん、確かに素晴らしかった。

副題にあるようにポイントは「人口」。景気さえよくなれば、GDPの値が上がれば日本がよくなるわけではない。超高齢化社会を迎え、生産年齢人口が減る中、このままではこれ以上内需が拡大するわけがない。

ではどうすればいいのか。藻谷氏の結論は次の3点。

1、若者の所得を1.4倍にする。

2、女性の就労率を増やす

3、外国人観光客を増やす

明確で分かりやすい。なるほど納得!

確かにお年寄り(特に男性)はお金を使わない。いつまで生きるか分からない不安を抱え、ひたすら節約をする。→内需は拡大しない→コスト削減→給料は上がらない・・・損をして得をとれ、で若者の給料が上がれば内需が拡大し、好循環になるそうだ。

また、「フランスやイタリア、スイスのような「高級ブランド」をつくれるか、100年後にも文化的な価値のある京都のような都市をほかにもつくれるか、そこに世界中の金持ちの上品な投資を呼び込めるか」という課題も提起。

難しい経済のことはよく分からない。けど、「年金崩壊」とか「国民一人当たりの借金ウン百万円」といったとてもネガティブなニュースが多い中、とてもポジティブに書かれており希望が持てた。

みんないい社会になってほしいと願っている(多分)。私も老後の不安などなく、幸せに暮らしたい。政治家でもないし、経営者でもないが、私に何ができるんだ?とりあえず働いているので、女性の就労に関してはOKだ。ただ、給料は高くないから、さして消費には貢献していないかもしれない。あとは、この本がとてもよかったと周りの人に宣伝しよう。


初陣

2010年11月23日 | ミステリ・サスペンス
初陣 隠蔽捜査〈3.5〉
今野 敏
新潮社

 

11月23日(火)

3.5って何じゃ?と思ったら、幼なじみの伊丹さんの方のお話だったのね。

小説新潮に掲載された短編が8編。なかでも「試練」では、「疑心」で竜崎さんが恋してしまうのは、官僚の策略だったことが判明。あのとき相談に乗った伊丹さんは、それを知ってたんだ!もちろん竜崎さんは見事にはねのけるんだけど。伊丹がインフルエンザにかかる「病欠」。竜崎のインフルエンザ対策にも笑える。

「なぜそんなこと気にするんだ。」と竜崎さん。彼の手にかかると、物事がなんでもシンプルに。もしかして警視総監になるまでシリーズが続くのかしら

 


坂の上の雲 完全ガイド

2010年11月22日 | 日記
坂の上の雲完全ガイド 2010年 12/18号 [雑誌] (プレジデント別冊)
クリエーター情報なし
プレジデント社

 

11月22日(月)

な、な、なに~このかっこ良さ。もっくんの表紙につられて購入してしまいました。龍馬も最終回を残すのみとなり、12月からは「坂の上の雲」の第二部も始まりますもんね。現在7巻で止まっている文庫版も、なんとか今年中に読めればと思います。

なもんで、このガイドをみれば、読み返さなくてもあらすじが思い出せるってわけですよ!昨年の今頃、3,4巻までは面白くて一気に読み進んだので、細かいところは忘れてしまって・・・

さらに、文庫版についている地図は小さいしわかりにくいのですが、こちらは「完全ガイド」ですので、カラーで大きく分かりやすい。それにもっくんだけでなく、明治の名将たちの素敵なこと!かっこいい!ビジュアルがあると感情移入もしやすく、きっと残りを楽しく読めると思う。

今週末は読み上げた本がなかった。。。今週は未読本をため込み過ぎなので、新たなものは借りずに消化しよう。