さすらう者たち | |
イーユン・リー | |
河出書房新社 |
11月29日(月)
ふ~また一週間の始まりです。夕べやっと読み終わりました。イーユン・リー。先月だったかな?新潮クレストブックスの短編集が素晴らしかったので、すぐに借りた本ですが、こちらは長編で内容がかなり重く、結構時間がかかってしまいました。作品は素晴らしいです。
実際にあった事件をもとにしているそうですが、いやいやヘビィなお話です。舞台は中国の小さな新興工業都市、若い女性の政治犯が処刑される。その処刑をめぐって、街の人々が様々な形でつながりを持ち、絡み合い、巻き込まれ、翻弄される。
1979年というと、たった30年前。実際の話をもとに書かれているそうで、30年前にはこんなに命が軽かったのか。言論がこんなにも弾圧されているんのか。いまや、アジア大会でもダントツの中国は、実際国のなかでは何が行われてるんだ?
隣の国なのに、毎日報道されてるのに、分からないことがいっぱいだ。
さっそく池上彰さんの「そうだったのか!中国」を購入。