Qの読書な日々

大好きな本と、毛糸に囲まれる日々の独り言

星野道夫展

2016年10月21日 | ミステリ・サスペンス

10月21日(金)


高島屋、星野道夫展へ



隣で「大北海道展」をやっていたので、平日だというのにすごい人、人、人!

今日もやっぱりシニアに囲まれ、アラスカの大自然を満喫したのでした。

 

旅をする木 (文春文庫)
星野 道夫
文藝春秋

 星野道夫さんといえば、この一冊。(他のは読んでないのですが…)

展示してある写真の間にさらっと文章があるんですね。それがねえ、たまらなくギューッときました。

 

「ぼくたちが毎日を生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。

日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは天と地の差ほど大きい。」

 

 私がこの先、アラスカでクジラの潮吹きをみたり、ヘラジカの大群に遭遇する可能性はかなり低い。

でも、日々の暮らしの中で、仕事の手を休めた時、雑踏を歩いている時、アラスカに流れているもうひとつの時間について思えばいいんだ。

 自分の想像力を使って、心の中に違う時間の流れを思えば、豊かな世界が広がっていくんだ。

ますます仕事中ボーっとしそうだ。

 

 

   
 
 

今日は建長寺に

2016年10月13日 | 日記

10月13日(木)

 今日は北鎌倉の建長寺に行ってきました!

今年のマイブーム仏教の流れに乗り、催しが開かれることを知ったので参加。

行く前は、果たしてどんな客層だ?女性一人で大丈夫か?などといらぬ心配をしたのですが、厚すぎず、寒すぎないもてなし感。

そうか!それが寺なのか!

なかなか心地よかったです。

 

 内容、感想についてはちょっと恥ずかしいので省きまして、

講義してくださったお坊さんの著書を忘れないようにメモメモ。 

お一人目

「あるある」で学ぶ 余裕がないときの心の整え方 (できるビジネス)
川野泰周(臨済宗建長寺派「林香寺」住職・精神科医)
インプレス

僧侶であり、精神科医である川野師。これ明日発売ですって。

お二人目

寺よ、変われ (岩波新書)
高橋 卓志
岩波書店

 社会活動家としてもご活躍、これまでの形式にとらわれない葬儀の形やら、地域コミュニティとして介護、医療をも総合的にプロデュースなさっているとか。

 こちらは帰りに早速購入しました!

寺、よかったな。また行こう。

 


おとこのるつぼ 

2016年10月06日 | 書評、エッセイ

10月6日(木)

 電車に乗って、今日オープンのららぽーとに行ってきました!

なんだか画一的で、魅力的なものには出会えなかったなぁ。

でも「都まんじゅう」を買ってご満悦。

  おとこのるつぼ (新潮文庫)
群 ようこ
新潮社

   さてさて、最近お気に入りの群ようこさん。

エッセイ集なワケですが、最初の3つは最高。

 

 ひとつめは「不思議な人事異動」

えっ、あいつが??と首をかしげる昇進。男はすり寄ってくれる男が好き。

そうなの、そうなの。傍から見たら見え見えのゴマすりでも、男はうれしいんだねえ。

昇進が部下の選挙になったらどんなにいいだろうだとか、使えない男性上司にわく憎しみだとか

働く女子の心の内をズバッと書いてくださってて、実にすっきりするのでした。

 

 2つ目は「ハゲに怯える」

もうこれはタイトル通り。

なぜ男はそこまで「ハゲ」を恐るのか。バーコードにするくらいなら坊主のほうがよっぽど潔し。

と思っている群さんのような女子は多いと思うんだけどなあ。

25歳で禿げた英国のスーパースター、ルーニー選手に対し

「今のこのおれに足りないのは、毛だけだ!」

というくだり、電車の中で笑いをこらえるのが大変だったわ。

このネタは男にとっても、女にとっても永遠なんだな。

 

3つ目は…

どれも面白いのでキリがない。

群さんの観察眼、さっぱりした文章

どんなタイトルで書かれていても、そこには群ようこの「スタイル」がまじまじと感じられて、実に潔いのでした。