Qの読書な日々

大好きな本と、毛糸に囲まれる日々の独り言

パリ流 おしゃれアレンジ!

2011年03月28日 | 日記
パリ流 おしゃれアレンジ! 自分らしく着こなす41の魔法
米澤 よう子
メディアファクトリー

 

3月28日(月)

これは同僚のSちゃんにお借りしました。Sちゃんありがとう。

米澤さんはイラストレーターなのかしら?どれもかわいい

身につまされるのは「シルエットとバランス!」のお言葉。

寒くても「デコルテ重視」!

ちょっと太っても、見栄張って小さいサイズを買いたくなるのはもってのほか!

つい試着が面倒くさくて、見ただけで買っちゃうのもダメですねぇ。

本著によると、パリジェンヌはとことん試着し倒すとのこと。

服は大事よね。ひどいコーディネイトだと一日憂鬱だもの。

幸いもう若くはないので、流行りに惑わされず、好きなものを着て楽しく過ごしたいです。


催眠(ハヤカワ・ミステリ)

2011年03月28日 | ミステリ(海外)
催眠〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ラーシュ・ケプレル
早川書房

 

3月27日(日)

スウェーデン恐るべし!

「ミレニアム」シリーズは実に素晴らしかったけど、もう続編がないのかと思うと残念でしたが、スウェーデン他にもすごい作家さんがいるじゃないですか!ノンストップで読めます。面白い。

ストックホルム郊外で起きた一家惨殺事件。リンナ警部は離れて暮らしている長女も襲われるかもしれないと、かろうじて生きていた長男の目撃証言を聞きだすために精神科エリック医師に催眠を依頼する。

事件が3つくらい同時に進行していく。一家惨殺事件、エリックの息子の誘拐犯はエリックへの恨みなのか、子供同士の問題なのか・・・

星を4つにしたのは、例えばヨセフという少年は何故にそこまで暴力的になってしまったのか、生まれつきというのでは少々説明が足りなすぎるのではないか、せっかく精神科医が準主役なんだからもっとその辺が知りたかった。あるいはエリックが薬ばっかり飲んでるのはなぜか、奥さんとすれ違っていく過程とか、いろいろ詰め込みすぎてしまって、細かなところが中途半端な気がします。もっと知りたい。

あとがきを読むと、精神科のエリック医師の話だと思ってたら、リンナ警部のシリーズだそうです。

でも、いろいろ差し引いても面白いことには違いない。


心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」

2011年03月24日 | 新書
心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」 角川SSC新書
名越 康文
角川SSコミュニケーションズ

 

3月24日(木)

名越先生も人気ですね。私はNHKの番組で見て以来ファンです。(「ハートで感じる英文法」の大西先生と勘違いしてたんですが・・・)

著書は初めて拝読しました。非常に分かりやすく、現代の心情を書いてあります。

でもまあ、結果的にはあまたある自己啓発本と変わらないのか・・・とも思えてしまうんですが、精神科からみても、経済評論家からみてもホントに大事なことは同じということなんでしょう。

「今、ここ」をがんばれる人が成功しているとか

「与えられたこと」を出来るだけクリエイティブにとか。

面白いと思った表現は、「うつというのは、車にたとえて言うと、ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる状態」。動けないままものすごいエネルギーを消費している。なるほど!こんなカンジの苦しいときは病とまでいかなくてもあるんじゃないでしょうか。進めばいいのに、自分でブレーキを踏んでるのってありますね。心のタガが外せないというか、自分の枠を作ってしまうというか・・・

名越先生、私にも生きる道教えて欲しいです。


ブタとおっちゃん

2011年03月23日 | 日記
ブタとおっちゃん
山崎 としてる
フォイル

 

3月23日(水)

週間ブックレビューで見て以来、とーっても気になってはいたんです。Amazonでもチェック済みだし、でも中身を見ないのに1890円はどうしようかなとか迷ってたんだけど、なんと今日ジュンク堂で発見!しかも畜産コーナーで。

帯には「愛してる」ってただそれだけ書かれてるの。中身は、いやぁ~そりゃもう最高癒されるっしょ

今おっちゃんは身体を悪くされてもう豚を飼ってはいないそうですが、巻末の文章によると、1200頭のブタちゃんの世話をしながら寝起きに(もちろん朝3時)ビール、昼にもビール、そんでもってどの写真もくわえタバコ。おっちゃんかっこええ。全てのブタちゃんのゆるみきった表情。でも最後はきっちりブタちゃんをいただくあたりも、おっちゃんかっこええ。

給料が出たら買うとしよう。


さよならドビュッシー

2011年03月21日 | ミステリ・サスペンス
さよならドビュッシー
中山 七里
宝島社

 

3月21日(月)

夕べ読んだ「カエル男」が気に入ってしまい、昨夜閉店間際の本屋に駆け込み購入した「さよならドビュッシー」。中山七里さん気に入りました!そう、結局停電にはならかったのですが、いつもは夜10時までやっている大型書店、7時で閉店とは知らず、5分前に駆け込みセーフ。今日は朝から雨だったので、楽しく読書できました

ピアニストを目指す女子高生、遥ちゃんが大好きなおじいちゃん、従姉妹とともに家事に。遥は生き残るものの全身火傷の大怪我。祖父には莫大な遺産があり、まわりでは不吉な出来事やさらなる死が。そんななか遥はコンクールに出場するため必死の練習を続ける。

ナンですか!この岬洋介というキャラ!司法試験に受かったピアニスト?見た目も抜群。頭脳明晰で事件も解決。むちゃむちゃ魅力的なキャラですね。遥ちゃんの師匠になるわけですが、サスペンスというより、ピアノ版スポ根的な部分が多くて、結構ジレジレします。

亡くなってしまったおじいちゃん、もっとも犯人ぽい叔父さん、遥も従姉妹のルシア、お手伝いさん、みなさん憎めない素敵なキャラだったので、(話の中で)死んでしまったり、犯人になってしまったりが残念だな。

音楽のうんちくや、精神論的お説教が長くてややすっ飛ばした部分はありますが、中山七里、なかなかやるな!ということで、はやく続編の「おやすみラフマリノフ」が文庫にならないかな。