Qの読書な日々

大好きな本と、毛糸に囲まれる日々の独り言

泣かない女はいない

2010年09月30日 | 現代小説


今日の読書は
長嶋 有著
河出書房新書

最近はよく図書館で本を借りています。
年間100~200冊くらいは読むのですが、まだまだ知らない作家さんばかりなんですね。
最新作はなかなか借りられないですが、今はネットで検索、予約できたり
便利になったものです。大いに活用しなくちゃ。

長嶋さんも図書館通いを始めてから開拓した方で、
「猛スピードで母は」に続き2作目。

普通の人が、さえない会社で普通に働き、
何事も起こらないはずなのにじわじわと恋しちゃうんですよ。
ある時ふっと「私、恋してる」と気づいちゃう。いや~切ない。あっぱれです。

長嶋氏は同世代。
同時収録作品の「センスなし」のなかにも聖鬼魔Ⅱ,ブルーハーツなどなど
こそばゆくなる若き日を思い起こさせ、なんともニクい作家さんのようです。

一歳下と七歳下の間にある断層を
「光GENJIとSMAPを隔てるなにかであり、
イカ天バンドとミスチル、スピッツを隔てるなにかである。」
と表現。的を得たり。



月の扉

2010年09月28日 | 現代小説


石持浅海 著
光文社文庫


  
石持浅海さんは初めて読みました。
正統派ミステリー作家さんなんでしょうか。

「月の扉」タイトルが素敵ですね。

舞台は沖縄。不当に逮捕された「師匠」を救うため飛行機をハイジャック。
機内では一見無関係に思える殺人が。
月食の夜に果たして月の扉は開くのか・・・

TVで○○サスペンスを観ていても、ちょっと倒れ方が悪くて
「えーっ、それで死んじゃうの???」っていうのありますよね。
それって偶然の重なりすぎでしょ?特に最初の殺人。
機内という密室と、ハイジャックをクロスさせたところは謎が深まってGOOD。



はじめまして

2010年09月25日 | 現代小説
本が好き。
ただひたすら読んでいても、次から次へと忘れてしまうので
ブログをはじめてみようと思いました。

誰が一番好き?と聞かれれば
「村上春樹」と答えています。


「BOOK3」はどうなんでしょうね。
死んだと思っていた青豆が生きてるし、(嬉しいけど)
牛河さんの描写がしつこくて、ちょっと気持ち悪い。
ですが、そこは村上春樹。
本を開いただけで、違う空気が流れる気がします。

1、睡眠時間を削ってでも読み続けたいか
2、値段分、それ以上に楽しめたか
3、後読感はよいか

私が勝手に決めた本の基準でいけば
4.5ってとこでしょうか。
私が採点なんて、ひゃーおそれ多いですが・・・