今日の読書は
長嶋 有著
河出書房新書
最近はよく図書館で本を借りています。
年間100~200冊くらいは読むのですが、まだまだ知らない作家さんばかりなんですね。
最新作はなかなか借りられないですが、今はネットで検索、予約できたり
便利になったものです。大いに活用しなくちゃ。
長嶋さんも図書館通いを始めてから開拓した方で、
「猛スピードで母は」に続き2作目。
普通の人が、さえない会社で普通に働き、
何事も起こらないはずなのにじわじわと恋しちゃうんですよ。
ある時ふっと「私、恋してる」と気づいちゃう。いや~切ない。あっぱれです。
長嶋氏は同世代。
同時収録作品の「センスなし」のなかにも聖鬼魔Ⅱ,ブルーハーツなどなど
こそばゆくなる若き日を思い起こさせ、なんともニクい作家さんのようです。
一歳下と七歳下の間にある断層を
「光GENJIとSMAPを隔てるなにかであり、
イカ天バンドとミスチル、スピッツを隔てるなにかである。」
と表現。的を得たり。