Qの読書な日々

大好きな本と、毛糸に囲まれる日々の独り言

センセイの鞄

2015年02月22日 | 現代小説

2月23日(月)

センセイの鞄 (新潮文庫)
川上 弘美
新潮社

再再読くらいだろうか。最近の新潮文庫版の帯に「キュン死に♡」とあったので何だか購入してしまった。

我が家にもあったのに…(それは文春文庫)

これを書くにあたって、Amazon検索したらコミックにもなっているし、さらには「高校生に読んでほしい50冊」に挙げられている。

待てよ!

これは高校生が読んでキュン死する小説なのか!

この小説は文句なく素晴らしいし、間違いなく大好きな作品だけど、

267ページでセンセイが

「ツキコさん、ワタクシはいったいあと、どのくらい生きられるでしょう」

と言ったときは思わずウルッとくるけど

でももし高校生の娘がいて、これを読んで感動したって言ったらどう反応する?

 

多分最初に読んだのは10年くらい前で、30代だった。

その時と今とでは、やはりちょっと感じ方が違うかな。ツキコさんの歳を越して、そして周りにセンセイの年齢に近い方が増えた。

ふたりとも見事に「ひとり」をちゃんと生きている。だからこその「ふたり」になれる。

いくつになっても「恋」はやっかいで、すばらしい。


ランチのアッコちゃん

2015年02月21日 | 現代小説

2月21日(土)

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)
柚木 麻子
双葉社


今本屋さんの正面にいっぱい置いてありますねえ。帯には「読むとどんどん元気が出るスペシャルビタミン小説!!」

ある日突然、派遣社員の三智子が部長のアッコさんとランチを交換することに。

毎日アッコさんのランチを体験していくことで成長し、「気づき」を感じる三智子さん。

ランチを食べるだけでなく、「体験」するのです。

アッコさんは確かにカッコいい。魅力的。40代、私と同じ年くらいかなあ。

三智代ちゃんが成長するのはよいのですが、どうやったらアッコちゃんが出来上がったのかが知りたいなあ。

4編収録されてまして、お風呂で1編づつ読むにちょうどよい感じでございました。


オトコの一生

2015年02月20日 | 日記

2月20日(金)

今月はたくさん映画を観たなあ。誕生月に自分にご褒美あげすぎだな。

今日はこれ。

娚の一生 (小学館文庫)
高瀬 ゆのか,西 炯子,斉藤 ひろし
小学館

田舎の風景がいい。ゆったりとした時間が流れる。

不倫に疲れたつぐみ(榮倉)。祖母の家で暮らすうち、妙な居候海江田(トヨエツ)との距離が縮まっていく。

年上の男の人にこんなにも包まれる恋なんて、いやあ素敵。

つぐみちゃんが作る日々のご飯がいい。ひものと卵焼きのとか、おひつに入ったご飯とか。

トヨエツがタバコ吸いすぎが若干気になる。それも絵になるんだけどね。


箱根駅伝 新ブランド校の時代

2015年02月19日 | 新書

2月19日(木)

あーもう2月も終わりますね~。うーん、青学が優勝した箱根駅伝、まだ記憶に新しいのですが、すでにひと月以上経ってしまいました。

箱根駅伝 新ブランド校の時代 (幻冬舎新書)
生島 淳
幻冬舎



青学が優勝したのは、衝撃的でした。どうやったら強くなるの?不思議ですよね~。

でも、これを読むと、全然不思議なことではなく、ちゃんと布石は打たれていたんですよ。

「MARCH(マーチ)と呼ばれるブランド校。なかでも明治、青山が必ずや早稲田を近いうち凌駕する。」

それには指導者だけでなく、学校のバックアップ、リクルート、施設整備等、すべての力が終結できたところが勝つ。(当たり前か)

 

東洋の酒井監督をはじめ、時の人青山の原監督、上武大の花田監督と三人のインタビューを掲載。(もちろん2012年時点の)

どの監督も言うことは、まず「陸上は生活が大事」僚の規律と生活リズムをしっかりつかむこと。

酒井監督は「今の子は自己愛が強い。人前では怒らず個別に話すようにする」ですとか、学生をほめたり、すかしたり。みなさん工夫してますねえ。

青学の原監督はビジネスマンでしたから、「マネジメント」という言葉を使っていますが、

能力のある選手、かつ学校のイメージに合う選手をリクルートし、個々にあった指導をしていけばある程度はいけると。

まあでもそういう学生がついていきたいと思うほどに、監督の皆さんも魅力的な方なんだと思います。

これからは学生の若いうちから、どんどんマラソンにも挑戦したほうがよいとも書かれていますよ。

今からもう、来年の箱根が楽しみだわ。



修造日めくり

2015年02月18日 | 日記

2月18日

息子の誕生日。17才になりました

今年のプレゼントは今流行りのこれ。

(日めくり)まいにち、修造! ([実用品])
松岡 修造
PHP研究所


ちょっと思っていたのとは違うんだけど、(けっこう細かい字で解説が書いてある)期待は裏切られてない。

今日18日は
「自我を捨てろ。雪ダルマになれ」
誰かを楽しませるため、自我を捨て、じっとたたずむ雪ダルマにたまにはなってみないか

ですって。修造さんが何故、今ブレイクか?って言われてるけど、私は前から好きだからなあ。
真面目に努力することは、カッコ悪くないよ。ちょっと暑苦しいかもしれないけどね。

 夜遅く塾から帰ってきた時のサプライズ。3歳の誕生日会でつくった輪っか。しまってあったのをひっぱり出してみた。まんざらでもない感じ。