昔の人はものを考えるのに適する場所として3つ挙げました。
馬に乗りながら、トイレで用を足しながら、寝ながら・・・の3つ。
馬を自転車に変えれば、わたしの脳も御用達の3箇所です。
いずれも一つ事に集中できない環境です。
意識が適度に分散しているほうが、脳にもよい刺激になるのかもしれません。
ながら族、そんな言葉もありました。
一つ事に集中することも時には必要です。
でも、アタマ中にそれしかないというのも考えものです。
それに、脳は意外と飽き性ですから、適度に意識を分散させたほうがいいかも。
そのほうが感覚が鋭敏になる気がします。
ひょいとアイデアを思いつくのも、フロー状態より、意識があちこち飛ぶような時。
それが馬上、厠上、枕上という場なのでしょう。
近頃とみに集中力が衰えています。
そんな自分を弁護しようと、分散力を持ち出してみました。
「とか何とか言うけど、要するに飽きっぽいだけでしょ」とカミさん。