一昨日の「主権回復の日」の話です。
貶すよりは褒めたい・・・・と思って、わたしも首相の式辞を聞いたり読んだりしました。
「式辞の中身はとてもよかった」と沖縄担当相、お、仲間内で褒め殺しですか。
ある高官は「沖縄に寄り添った内容で納得してもらえるのでは」と自賛。
でも、沖縄の人たちには、白々しい言葉、と一言で切り捨てられているようですけど。
式辞にはたしかに沖縄への言及もありました。
「沖縄の辛苦に深く思いを寄せる努力をすべきだ」と他人事のように。
これでは反発を買って当然、身内の評価がいかにあてにならないか、です。
とにかく意味不明の言葉が多すぎます。
「私たちには世界の行く末に善をなし、徳を積む責務がある」
そんな責務、勝手に決めないで欲しいよね。
「61年前に先人は日本をそのような国にしたいと誓いを立てたに違いないからだ」
憲法にそう書いてあるのかな・・・・だったら憲法変えないで欲しいなあ。
「私たちには日本を強くたくましくする義務がある」
そんな義務負わせられたら、かなわんです。実に「たち」がよくない。
この人は、侵略の定義はない・・・・と言ってもいます。
そんなもの、もとからあるわけないんです。
現実に、先の戦争を侵略とした歴史があった、そこにはそうするだけの切実さがあった。
その切実さこそが歴史を作っていく・・・・くらいの歴史認識は持って欲しいですね。
というような説教をなぜ市井の爺が書かないといけないのか。
勝手に書いているだけ?
そうか、でも、歴史と現実をごっちゃにしてはいけません。
湾岸戦争の時、英国では「イマジン」が反戦ソングとして放送禁止になりました。
ベトナム戦争の時、日本では「戦争を知らない子どもたち」が流行りました。
戦争を知らないおとなたちが、その歌を放送禁止にしないことを願ってやみません。
戦争を知らない大人たちへ・・・・こんな本もあったんですね。
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