昨日、ネットで超音速旅客機開発中のニュースを見ました。
昔懐かしいコンコルドの映像も出てきました。
周囲に与える衝撃波の影響があまりにも大きいので運航停止になった旅客機でした。
それ以来30年、旅客機の速度は変わっていないのだそうです。
ふ~ん、新幹線みたいなわけにはいかないんだ。
衝撃波を何とか小さくして、再び音速の壁を超えたい、と日本でも研究が進んでいます。
より早く、より遠くへ。地球はますます狭くなるのでしょうか。
狭い日本、そんなに急いでどこへ行く?
リニアモーターカーの時にもそんな感慨を持ちましたが、今度のニュースでもまた。
もっとも時代は変わって、今、先進国は、新興国の市場を取りに行くしかない。
たぶんTPPも先進国が市場を海外に求めざるを得ないことからきているのでしょう。
狩猟民族になって国内に獲物がなくなったら国外に獲物を捕りに行こうというわけ。
グローバル化というのは、やっぱり植民地主義の変形でしかないのかもしれません。
それにしても、もの作り日本の現状もかなり危ういようです。
日本では細部を積み上げることは得意だが全体の構想力が弱い、と言われます。
欧米ではアップルのようにコンセプトを構想し、大枠から細部へと製品を作り出す。
世界中の知識をすべて集める、という構想のもとでサービスを展開するグーグル然り。
でも、いまさら急に全体の構想力が身につくわけもありません。
だったら、徹底的に細部にこだわっていいものを作るしかないのでしょう。
サービスも然り。徹底的に繊細さにこだわって、力技に立ち向かう。
小よく大を制す……その精神でいきましょう!