先日の新聞に、納得できる人生のことわざのランキング記事が載っていました。
ベスト5は次のようなことわざ。
5位 親しき仲にも礼儀あり
4位 急がば回れ
3位 石の上にも三年
2位 聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥
1位 明日は明日の風が吹く
わたしも故事ことわざの類いは嫌いではありません。
なるほどな、と思わせる人生の知恵みたいなものが感じられるからです。
とは思うものの、あんまりどれが一番好きか、みたいなことは考えません。
順位づけ、序列づけよりは、色々あったほうが面白くていいでしょう。
もともと、座右の銘もこれといったものを持ちません。
人生これだっ! みたいに決めつけて生きるのはどうも居心地がよくない。
その時々の気分にフィットすることわざがひょいと思い浮かぶ。
私の場合はそんな感じです。
ちょっと問題、課題なんかが立て込んでてタイヘン・・・・。
でも、悩んでもラチが明かないので、明日の風まかせ、と思えば気持ちも多少和らぎます。
開き直りと云うのではなく、物事はなるようになる、というのもまた大切。
時間が解決してくれる苦労や悩みだって、人生にはたくさんあるはずですから。
そういえば、何をあくせく、明日をのみ思い煩う・・・・なんて詩もありました。
かたや今しかないという心境になることだって、ないこともありません。
明日ありと思う心の仇桜・・・・ぼけっとしていると夜のうちに桜が散っちゃうぞ。
でもね、人生、沈む瀬あれば浮かぶ瀬もあるんです、とか。
世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日は瀬になる
あしたに紅顔ありてゆうべに白骨となる
ことわざというのは、ものごと一辺倒ではなくたいてい反対の言葉もあります。、
人生、そんなに単純にはいかないよ、ということでもあるのでしょう。
あすは閻浮(えんぶ)の塵ともならばなれ 君ゆえ捨つる命ならば
そんな気持ちに思い至った人生の一時もあったような気もします、はるかな昔に・・・・。
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