寒さも底をついたようです。
長持ちしていた桜も散り始めました。
今日から気温も上がって、ようやく春本番。
浅くのみ春は霞みて 麦の色わづかに青し
旅人の群れはいくつか 畠中の道を急ぎぬ
今ごろの季節、中央線で信州へ行くと決まって思い出す詩の一節。
10代の頃に読んだものですが、不思議と記憶に残っています。
これが教育勅語や軍人勅諭だったりしたら・・・イヤですね。
それに銃剣道、子どもの教育がだんだんお国のため化しています。
教育のおおもとは「自由」のはずが、個人の自由まで犠牲にする教育。
幼少からの英語教育、プログラミング教育も、ほんとうに必要なのかどうか。
ITやAIの時代だからといって、論理的な思考がすべてというわけではありません。
論理は人間が作り出したものです。
だから、あとでも身につけられます。
それよりももっと根源的なものは感覚、感情、情緒。
子どものうちに十分養っておかないと、無機質な機械のような人間になるだけ。
自然と接することを含めて、いろいろな体験をさせることがいちばんです。