それは新聞の読書欄を読むこと。
4面にわたっていて、下段には本の広告がずらりと並びます。
これらに目を通すだけで、ゆうに1時間は過ぎてしまいます。
「ひもとくジャズレコード100年」では、作家が何冊かのジャズ本?を紹介。
モダンジャズ全盛の50年代、60年代に、かろうじてすべりこんだのがわたしの世代でした。
ジャズ喫茶、LPレコード、生演奏、黒人、酒、タバコの煙もうもう・・・。
「クラウド時代の思考術~Googleが教えてくれないただひとつのこと」
ネット検索には相応の知識とリテラシーが必要。
これらに欠けた人がいくら検索しても、自説を補強するだけの材料を手に入れるだけに過ぎない。
そして能力の低い人ほど自分を過大評価するようになる。ネットは悪魔の道具。
読んでいると、耳が、いや眼が痛くなってきます。
どうすればいいの? プロによって編集された従来型のメディアに触れよ、と著者。
でもねえ、そのメディアの質が落ちているのも問題だと思うんだけど。
「書店員 波山個間子」
コミック欄の本に目が行って、何だか、面白そう。
つい、ネットの電子書籍版を買い、15分で読了。たまにはこういうこともあっていいか・・・。
「文豪の朗読」欄では、辻邦生「安土往還記」を紹介。
本は未読ですが、これはネットで朗読の一部を聴くことができます。
比叡山を焼き討ちしながら、キリスト教の伝道者らに寛容だった信長・・・読んでみたい1冊です。