ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

女の平和

2015-06-22 | 日記

 

20日の土曜日、赤い色を身に着けた女性たちが国会議事堂を取り囲みました。

赤は平和への情熱の色、戦争法案反対のデモです。

赤を見て興奮した闘牛首相が、週明けの国会で怒り狂うかもしれません。

 

もっとも、その程度で首相の妄念が揺らぐことはないでしょう。

米国議会で夏までに法案を通す、と大見得を切ってきた以上、今更引っ込められません。

ぼくちゃん、必ずやるんだもんね、会期延長してでも。

 

それにしても、自国の国会軽視や下手な英語のスピーチなど、なぜ批判されないのでしょう。

英語でスピーチするなど、何を考えているのでしょう?

何も考えていないからこそできたことかもしれません。

ぼくちゃん、英語話せるんだもんね、というところを見せたかっただけなのでしょう。

 

たとえば、習近平が日本へ来たとして、国会での演説を日本語ですると思いますか?

もし、それをやったとしたら、なんと屈辱的な、と中国民は大騒ぎするでしょう。

言葉は、その国の文化や歴史すべての根幹なのですから、あたりまえです。

 

そういう常識すら持ち合わせず、ぼくちゃんの日本、どこが美しいのでしょう?

マスメディアも右翼も批判しない、というのもどうかと思いますけどね。

ぼくちゃんの悲願は戦前回帰、その戦前なら間違いなく非国民と糾弾されました。

 

男の多くは、子どもの頃、なぜか戦争に惹かれます。

わたしも戦艦とか戦闘機をかっこいいと思っていました。

でも、長じてからは戦争の悲惨さを見聞し、かっこいい幻想は消えました。

 

赤色デモに戻って考えてみると、国会での議論より共感を生み出せそうです。

戦争法案の条文がどうだのこうだのと言っても、作った役人だってわからないでしょう。

結論が先にあって、あとはどうやって誤魔化そうかと作文しただけのものですから。

 

それよりも、もっと生活実感から、戦争はイヤだ、ダメだ、と攻めたらどうなのでしょう?

違憲と断定する学者もいいのですが、戦争体験者を参考人として悲惨さを話してもらう。

そういうナマの現実を、ぼくちゃんたち、どう考えているのですか?

ないかもしれないことを想定してぐだぐだやるより、そのほうがマシでしょう。

 

赤色デモのタイトルは「女の平和」。たぶん、アリストファネスの喜劇が下敷き。

女たちのセックスストライキで、アテネとスパルタが和平を結んだというお話です。

いざとなったらその手でいきましょう。さあ、ぼくちゃんたち、どうする?

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