昨日の夕方、人に会う約束があって事務所へ。
ちょっと早めに家を出て写真でも撮っていこうか。
事務所近くの駐車場に、桜の木が一本あったはずです。
世の中は三日見ぬ間に桜かな。
夕日の中、すでに5分咲きくらいになっていました。
でも、花びらの色かたち・・・ソメイヨシノではないのかも。
世の中は三日見ぬ間の桜かな。
「に」と「の」、一字が違うだけの句もあります。
これは、たぶん散りゆく桜を詠んだ句、そんな気がします。
三日見ぬ間に桜かな、のほうは、これから咲こうとする桜を詠んだ句。
一字違いで、そんな違いが感じられるのが日本語の微妙なところです。
咲く時にしろ散るときにしろ、有為転変は世のならい・・・。
この駐車場には、大きな梨の木もあります。
こちらはひと足早く9分咲きくらい。
白く可憐な花で、わたしの好みからいうとこちらが好きかも。
明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは。
週末はまた天気が崩れそうです。