仕事は問題解決の行動である、なんてことを昔、会社の研修で教わりました。
仕事をするのは人間ですから、それだけ人間は問題を起こしやすいイキモノなのでしょう。
そこを解決してゆくのがマネージメントというわけです。
廃棄食品の横流しやツアーバスの事故などでも、マネージメントの不在が問題になっています。
問題は起きるまで気づかれず、起きてから初めて騒ぎ出すことになります。
それは、問題が問題として意識されなかった、あるいは放置されていたからでしょう。
だから問題解決の力より、問題を予め予測したり認識する力のほうがもっと大事です。
つまり、問題意識があるかないかの問題。
とはいっても、いつも鵜の目鷹の目で問題を探し回るというのもシンドイ話です。
世の中には、他人のあらさがしが得意な人もいますから、そういう人がマネージメント向き?
それじゃ、仕事するほうがやる気を失ってしまうので、簡単にはいきません。
コトの起こるたび、呪文のように再発防止が叫ばれますが、同じようなことが繰り返されます。
ほんとに再発防止に努力してるの?
なんて思ってしまう例が、政官財問わずあまりに多くて、この国は壊れて来ているのかも。
昔に帰りたいなら、もうちょっと、地道とか勤勉とか努力とかに回帰したら?
社会の構造を変えていけない時期なのに、相変わらず経済成長とか憲法改正とか。
問題をつくるのが仕事かよ、問題認識が違うんだよ・・・・となぜかイライラしている朝。