ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

海とアベ君の思い出

2015-07-21 | 日記

 

海を最後に見たのはいつだっただろう?

海の日の休日、ずいぶん長く海を見ていないことに気づきました。

記憶をさぐってもなかなか出てきません。

 

15年くらい昔のこと、カミさんとカミさんの妹とで鎌倉へ遊びに行きました。

その時、由比ガ浜を歩きながら見た海が、たぶん最後に見た海でしょう。

朝な夕なに海を眺められる、こんなところに住めたらいいな、とその時思いました。

 

子どもの頃は海が遊び場でした。

家から近い小学校の裏手が松林になっていて、それを抜けて砂丘を越えると日本海です。

その頃は、護岸用のテトラポットはまだなく、自然の砂浜が続いていました。

 

後年、その光景を憶い出しながら、歌を作りました。

茱萸原をわけて 砂山を登る たそがれの海昏く 人の影なし・・・そのあとは忘れました。

曲をつけたのはカミさんですが、いまでは二人ともメロディーも思い出せません。

 

夏休み、晴れた日には、近所の遊び仲間5,6人と、そこへ泳ぐに行くことが日課でした。

みんな赤い6尺褌姿ですが、家が金持ちだというアベ君だけは水泳パンツ。

泳いだ後は、砂浜で戦争ごっこ、これはいつもアベ君が言いだしっぺでした。

 

やろうよ、また~?

いつも同じことなので、みんなはほかのことをやりたい。

でも、そうすると甘やかされてワガママに育ったアベ君は、駄々をこねはじめるのです。

 

しかも、体格が大きい割に気は小さい。すぐに泣き出して、爺ちゃんに言いつけるぞ~。

わたしの親の話では、満州とかいうところで戦ってきた軍人ということでした。

たしかにおっかない爺さんで、わたしもその家のイチジクを盗んで、追いかけられました。

 

そのアベ君、勉強のほうはパッとしませんでした。

「あんた、ほかの子の勉強みてあげてるんだから、アベ君もみてあげなさいよ」

でもさ~、あいつ、ほかの言うことなんか聞かないんだよ、だから教えてもムダだよ~。

 

そんなアベ君でしたが、今頃はどこでどうしているでしょう。

Twitter経由で、こんな情報が目に留まりましたので、ご覧下さい。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253905

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